局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

酒器あれこれ

2018-05-11 23:58:11 | 日々の生活
昨夜はオットが平日には珍しい飲み会のちの午前様であった。
中高時代の何人かと新橋で飲んでいたとか・・・
良いゴキゲンで帰ってきて私にお土産と渡されたもの
「ペアのビールグラスだってよ」


その中の女友達の弟さんを先日オットが仕事上でお世話したのである。そのお礼としていただいたらしい。
はっきり言って、食器はもうno thank youの我が家。 食器棚いっぱいでもう入れ場所ないよ~ と内心思いながら開けてみたら・・・
あら~ 素敵! これは使いたい! と (平日に午前様ってなんだよ!)とプンスカしていた怒りも現金なものでほどけたのであった。





大きさ 手に持った感触 色使い すべて好みなのをいただけるのも珍しい。この方の作品。



ビールと言えばここ数年は那覇で買った琉球ガラスで飲んでいたんだけど、こちらのカップとその時の気分で使い分けることにしよう。

そういえば、この冬は日本酒に目覚めましてね。酒蔵にも行ったし、いい酒屋さんに巡り合って角打ちにも行った。美味しい日本酒を一升瓶で何度か購入した。
そして、家で一升瓶をテーブルに置いて、そのままオチョコについだらね、オットが嘆くわけですよ。
「お前さあ いくらなんでも一升瓶からそのままついで飲むなよ 俺は女房が一升瓶片手に酒飲む姿は許せない」んだって めんどくさいオトコだね。

しかし客観視すると確かにそうかっこいい姿じゃないね。一升瓶片手。星一徹じゃあるまいし・・・

ってことでムスメが買ってきたとっくりとオチョコを使うことにした。



この左側の二つととっくり。しかしながら、とっくりというのはなんて洗いにくいのであろうか? 口がせまくて下の方で膨らんでるから、ちょうどいいブラシも入らない。陶器だからなるべく塩素系で消毒するのも避けたいし、中身はみえないから、ちゃんと乾燥させるにせよ、中にカビでも発生してもわからないじゃないか・・・

ってことで京都の錦市場で買ってきたのが右の片口。これは鳥獣戯画が絵付けしてある。これも大きさといい注ぎ口の形といい、いいものに巡り合ったなあの一点。



先ほどのいただいたビールグラスに戻るけどこの作家さんは2008年益子陶芸展 濱田庄司賞という賞を受賞されていた。

この連休中 孫1のお守りの合間によんだ本が



原田マハさんのこれ

柳宗悦とバーナードリーチの話なんだけど 明治の頃陶芸を介して日英のかけはしとなったリーチの話が弟子の亀ちゃんという陶工の目を通して描かれていた。リーチが最初に開いたエッチングの教室に、武者小路実篤だの岸田劉生だのが現れたなんていう描写に、その頃の文化を担った若者たちの交流に鳥肌もんで感動したのですが、登場人物の中に濱田さんもいたのである。

そしてリーチも濱田も興味を持ったのが小石原焼 この飛鉋という技法を使ってるのが家にあるとっくりとオチョコ これはムスメが福岡で買ってきた。

なんだか色々つながっていておもしろいなあと思いつつ、どうせお酒飲むならおいしく飲みたいしそれには酒器もかなり重要なんだよねと改めて思ったのであった。



コメント
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