ごめん

2007年08月02日 | Weblog
『ごめんね。思っていた通りの返事が出来なくて。』




今日は初診の患者さんがけっこういらっしゃいました。

みなさんいろいろな治療をお試しになった方ばかりで

一様に基礎知識が豊富でいらっしゃいました。


いろんな先生にいろんな説明を受けて

「どれがホントなの!?

って、困惑の色が見える方もチラホラ。


これは想像なのですが、中にはセカンドオピニオンのつもりで

いらしている方もいるように見受けられました。



そんな初診の患者さんの中に

「股関節が脱臼しかけてる」

といわれた方もおりました。

が、その当時の話を聞いても、

「それって腸骨筋の痙攣では!?」

な印象でしたし、実際に触って調べてみても

寛骨(骨盤です)と大腿骨(モモの骨です)をつなぐ

股関節の靭帯や関節胞(ん~、「スジ」ですかね)などの支持組織の弛みもない。



先天性股関節脱臼の患者さんのリハビリなんかも病院勤務時代に経験済みですし、

繰り返し脱臼してしまうような状態の関節も診てきましたが

目の前の患者さんを見ても、なにかの「間違い」もしくは「勘違い」では!?

としか思えませんでした。


とは思うものの

以前お世話になっていた先生をとても信頼しているようでしたので、


「今のところそのような問題はないようですよ。

と言ってみる。

でも、どうにも合点がいかない様子


「自分のカラダはトンでもないことになっている!!!」

とお考えの方のようで…


そうなるとこちらは

「上手に治してもらったのですね

としか言いようもなく…


ひょっとしたら、

「アイヤァ~!これは大変あるヨォ~!!!!!!!!!

って言えば、ご納得いただけたのかも知れませんが…


足繁く通っていただけるのかもしれませんが…




でもやっぱり、キチンと調べた結果ですしね。。。

見たまんまの事しか言えませんでした。


ほんとうは

「納得

してもらって

「安心

してもらいたかったのですが

患者さんには、更なる困惑を植えつけてしまっただけかもかもしれません。


悩ましいですね。。。

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