昨日の「冷え性」の続きです。
え~っと「虚血」でしたね。
っと、その前に。
「うっ血」の補足説明があります
前回、静脈を圧迫して起こるのが「うっ血」と説明しました。
その前に、静脈と動脈のちがいを説明してませんでしたね。
【動脈】
動脈は心臓から全身へ血液を送る側の血管です。
比較的強い力がかかるので、血管自体も筋肉質な造りになっています。
動脈の筋肉は交感神経によってコントロールされています。
交感神経の指令で血管は細く縮み、指令が止むと太く弛むように創られています。
動脈の場合、血管の内の圧力が高いので、少々圧迫を受けても血液の流れが滞ることはありません。
勢いよくホースで水を撒いている時のホースを想像してみてください。
パッツンパツンでしょ!?
あんな感じです。
【静脈】
静脈は全身から心臓へ血液を戻す側の血管です。
全身をめぐる血液の7~8割がこの静脈内にあることから「容量血管」
なんて呼ばれたりもします。
静脈の血管は柔らかで薄く、血管内の圧力も低いので、何らかの圧迫を受けると
血液の流れが滞リやすいといった特徴があります。
でもって、再び「うっ血」
【うっ血】
動脈からは血が送られてくるのに、
静脈が硬く縮み上がった筋肉などにせき止められて、
その部分の手前に血が溜まった状態が「うっ血」
ということだとご理解ください。
さて、「うっ血」すると「冷え(この場合は『ほてり』)」以外には
どんなことが起こるのでしょうか
例えば、
朝起きると、「手の指がパンパンになって強張ったまましばらく動かない」
なんて経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あれなんかも鎖骨の上下の筋肉や周囲の関節による、腕に回る「静脈の圧迫」
が背景にあり、一時的な「うっ血」→「浮腫」を生じた結果として起こるものです。
また、目の下の「くま」なども「うっ血」です。
「うっ血」すると赤黒い血液が静脈内にあふれますから
皮膚から見てもどことなしに「青黒く」見えたりします。
眼球の収まっているくぼみを「眼窩(がんか)」と言います。
「眼窩」から静脈が〔鼻の両脇→顎→頚の前〕を流れていますが、
この静脈の経路のどこかで
(「まぶた」であったり、鼻の両脇の「表情筋」であったりくびの前側の「筋肉」の硬さであったりしますが…)
締め付けがあると起こるようです。(←すみません。
これは文献で確認していません。あくまで私の臨床経験によるものです。)
こういった状態を解消するには、
静脈の流れをせき止めている「硬さ」を見つけ出し
マッサージやストレッチ等で取り除くといった方法をとります。
って…
脱線したなぁ~
お題の「虚血について」はどこいった?
ん~、「虚血について」は
また次回に回したいと思います。
では、また。
え~っと「虚血」でしたね。
っと、その前に。
「うっ血」の補足説明があります
前回、静脈を圧迫して起こるのが「うっ血」と説明しました。
その前に、静脈と動脈のちがいを説明してませんでしたね。
【動脈】
動脈は心臓から全身へ血液を送る側の血管です。
比較的強い力がかかるので、血管自体も筋肉質な造りになっています。
動脈の筋肉は交感神経によってコントロールされています。
交感神経の指令で血管は細く縮み、指令が止むと太く弛むように創られています。
動脈の場合、血管の内の圧力が高いので、少々圧迫を受けても血液の流れが滞ることはありません。
勢いよくホースで水を撒いている時のホースを想像してみてください。
パッツンパツンでしょ!?
あんな感じです。
【静脈】
静脈は全身から心臓へ血液を戻す側の血管です。
全身をめぐる血液の7~8割がこの静脈内にあることから「容量血管」
なんて呼ばれたりもします。
静脈の血管は柔らかで薄く、血管内の圧力も低いので、何らかの圧迫を受けると
血液の流れが滞リやすいといった特徴があります。
でもって、再び「うっ血」
【うっ血】
動脈からは血が送られてくるのに、
静脈が硬く縮み上がった筋肉などにせき止められて、
その部分の手前に血が溜まった状態が「うっ血」
ということだとご理解ください。
さて、「うっ血」すると「冷え(この場合は『ほてり』)」以外には
どんなことが起こるのでしょうか
例えば、
朝起きると、「手の指がパンパンになって強張ったまましばらく動かない」
なんて経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あれなんかも鎖骨の上下の筋肉や周囲の関節による、腕に回る「静脈の圧迫」
が背景にあり、一時的な「うっ血」→「浮腫」を生じた結果として起こるものです。
また、目の下の「くま」なども「うっ血」です。
「うっ血」すると赤黒い血液が静脈内にあふれますから
皮膚から見てもどことなしに「青黒く」見えたりします。
眼球の収まっているくぼみを「眼窩(がんか)」と言います。
「眼窩」から静脈が〔鼻の両脇→顎→頚の前〕を流れていますが、
この静脈の経路のどこかで
(「まぶた」であったり、鼻の両脇の「表情筋」であったりくびの前側の「筋肉」の硬さであったりしますが…)
締め付けがあると起こるようです。(←すみません。
これは文献で確認していません。あくまで私の臨床経験によるものです。)
こういった状態を解消するには、
静脈の流れをせき止めている「硬さ」を見つけ出し
マッサージやストレッチ等で取り除くといった方法をとります。
って…
脱線したなぁ~
お題の「虚血について」はどこいった?
ん~、「虚血について」は
また次回に回したいと思います。
では、また。