田んぼにくるとあぜ道を歩いてみたくなります。 実家が水田地帯の中だったせいか、あぜ道の草も、子どもの頃から馴染んだ懐かしいものが多いのです。
小川のそばの草むらにテントウ虫がたくさんいました。
テントウ虫はいつ見てもかわいい。 この時期、アブラムシをよく食べてくれます。 よく見ると、実にたくさんの種類の草が生えています。
やぶかんぞうのみずみずしい葉。
これはよく遊んだ墓地の川端に生えていました。 その墓地にはおにゆりもたくさんはえていて、これを見るとおにゆりのくるんとした花びらも一緒に思い出すのです。
きつねのぼたんの群れ。 へびいちごの花に似ていますが、きつねのボタンの花びらはつやつやと光っています。
これはどこにでも生えて困りもののむらさきかたばみ。 きゅうりハウスの中で写したものですが、雑草と呼ぶには惜しいようなかわいい花です。
ムラサキカタバミはその旺盛な繁殖力の故に農家では「いもぐさ」といって毛嫌いされています。 球根でどんどん増えていくんですね。
でもよく考えたら、こんなに色鮮やかなピンクの花って野草には少ないように思います。 このままプランターに植えたら十分鑑賞に堪えられるのでは?
人間のつごうで雑草と呼ばれて引き抜かれ刈り取られるのもあれば、野草と呼ばれて愛されるのものもあり、中には貴重品扱いされるほどの草花もあり・・・ その境目はいったいなんでしょう。 どれも自分の生まれたところで一生懸命生きているのですけれど。