あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

意外なところに意外な花が

2020-05-09 23:14:05 | 植物

 マツバウンランのこの景色を探して柿畑の中をさまよいました(車で)去年見たとばかり思っていたのにもう4年も前のことでした。場所がわからないはずだわ。だって、どこも同じような柿の木ばかりだし、道はくねくねとどこに続くか分からないし・・・・

 で、けっきょく見つけられませんでした。もしかしたら除草剤を撒いちゃったかもしれないしね。これは別の場所なんですが、見劣りしますね。

 



 その代わり、すてきな花を発見



 フジと言えばどこでもぼんぼりなどを吊して盛大にお花見してますよね。他県のどこかの大藤は、今年見物客が殺到するので花を落としてしまったとか。逆に言えばそれくらい魅力的な花なのでしょう。桜と同じように、人を集める花。

 だけどここは、誰一人ひとがいません。静寂の中で無数のしずくがしたたり落ちるように咲いている様は、神々しいような美しさでした。

 












 お堂の存在は知っていましたが、まさかフジがこんなにきれいだとは。

 もう一つ、

 これは西条市の街中に近い場所です。加茂川にかかる橋のたもとにこれを見つけたときはびっくり

 

 これって、まさか、ジャケツイバラ?

 去年みーばあさんのブログで名前を知って、それ以来気に掛けていたのですが、黄色い花が盛大にさいてはいるものの、ほとんどが小さな谷川を挟んだ向こう側にあって詳しく見ることはできませんでした。去年の記事はこちら

 ここでは橋の上から簡単に見ることができます。

 いろいろ写真を撮って、改めて調べてみました。以下Wikipediaの解説を引用します。
 

「花そのものは径25-30 ㎜、鮮やかな黄色、。5枚の花弁は大きく開くがわずかに左右対称、上1枚は小さく赤い筋が入る。は雄しべは赤く、花糸の中央より下に白い毛が密生する。通常、1雌しべは10本の雄しべに包囲され、外からは見えにくい。」

 解説通りの花です。雄しべがもう開いていますね。


 
「5-6月にかけて長さ約30 cmにもなる花序が葉の上に屹立するために遠くからでもよく目立つ。」
 難しい言い方をしているけど、花が上に突き出てくるということね。
 
 
 ジャケツイバラは蛇結茨と書き、その由来は、茎がヘビのように絡まって伸びるから。

 
「葉は二回偶数の羽状複葉で全体の長さが20-40も㎝にもなる。3-9対の羽片にはそれぞれに5-10対の小葉を並べる。小葉は長さ1-2 cmの楕円形で、鮮やかな緑。表面には細かな毛があり、裏面は白っぽくなる。」ややこしい。
 要するに全体的には羽のような葉っぱで、向かい合って小さな葉がつくのだけど、先端の葉が一枚(これだと奇数になる)ではなく2枚と言うのが特徴のようです。

 ジャケツイバラは山にあるもの、と思い込んでいたので、本当にびっくりしました。

 でも、自生地は「沿岸部から高原の崩壊した跡、伐採跡、川岸、林縁などの日当たりの良い場所」なんだそうです。川岸にあってもおかしくなかったんですね。そういえばわたしが見つけた場所は、谷川沿いの林の縁ばかりでした。だから近寄れなかったのです。

 これを見つけた後、急いで去年見た場所に行ってみましたが、まだ花は咲いていませんでした。早々と咲いているのは、旧市内の方が少し暖かいからでしょうか。

 最後に、

 これも近くで確かめたいのにたどり着けなかった木。みーばあさんにアオダモと教えて頂きました。その木が公園に隣接する森の谷の向こう側に。



 これ以上大きく写せませんが、短くふさふさと見える花は、アオダモでしょう。

 アオダモも他ではまだ見られません。ここだけはずいぶん早く咲いていました。

 ブログやってるといろいろ勉強になりますね。

 

コメント (2)
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