あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ワタリガニでかに飯をー

2007-12-08 00:48:18 | くらし

 毎日、午前中はラジオを聴きながらきゅうりもぎをしています。
 NHKの「わくわくラジオ」・・・・・各地の話題や、音楽、ゲストを招いてのインタビュー、など盛りだくさん。 なんと、体操もあります。 耳で聞いただけで体を動かすのはとっても難しいと思うのですが、実際にしている人、いるんでしょうか。 わたしはキュウリをもぎながらですのでやりません。
 で、番組の中に、「今夜のおかず」というコーナーがあって、これも目に見えませんからなかなか難しいのですけれど、 おとろえかけたわたしの記憶力で覚えられるものを作っています。 
 


 昨日、料理コーナーではなく各地の話題のコーナーで、島根県だったか鳥取県だったかの話題として、ズワイガニが取り上げられていました。 あちらのほうではズワイガニの雌を「おやがに」と言って、かに飯にするんだそうです。 おいしそうー。 ズワイガニの雌って、こちらでは見かけないけど、金沢か境港かどちらかの市 場で見たような気がするー。 (わたしは地元の市場巡りをするのが大好き。) こちらの店に出回っているズワイガニに比べるとずいぶん小さくて、同じかにとは思えないくらいでした。 でも、市場のおばちゃんが、「大きいのよりおいしいよ。」と言ってたっけ。


  ズワイガニの代わりにワタリガニはどうかしら。
 瀬戸内海のワタリガニは、秋祭りには欠かせない食材で、そのころはお値段もとても高いのですが、本当は今からが一番おいしくなると聞きました。そしてお値段も手頃です。 ワタリガニでかに飯を作ってみよう 


 さっそくワタリガニ、中くらいのを2匹買ってきました。 2匹とも雌です。



 話はそれますが、魚屋さんの話によると、最近「台湾ワタリガニ」がよく網にかかるのだそうです。 子どもたちのためにわざわざとっておいて見せてくれました。 大胆な大柄な模様がついていてちょっと不気味かな?写真がないのが残念です。 味はあまりよくないそうです。 でも、問題なのは、瀬戸内海産のワタリガニとの交配が進んでハーフガニが生まれているのだとか。 これも水温が高いせいではないかということでした。


 さて、作り方は、わたしが記憶できるほどの簡単なもの。
 まず、かにをよく洗います。 
 次に、かにの甲羅をはずします。 えらの部分は捨て、爪や足をはさみで短く切ります。
 洗った米に切ったかにを上に乗せて、水、醤油、みりん、塩少々を入れ、普通に炊きます。 


 


 これが炊きあがり。 かにでいっぱいですね。 真っ赤になっておいしそう~。 たまごもたっぷり入っていました。



 このまままぜてお茶碗についで食べてみたのですけれど、なんとも食べにくいです。 結局またかにをとりだして、手をべたべたにしながらすべて身をとりだしました。 かにの白い身とオレンジの卵とがまざってとってもおいしかったです。 


 最後に・・・・「今夜のおかず」のレシピは忘れてもこちらで見ることができます。 でも、わたしは、覚えられないほどややこしいのは作らない。 


 

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愛宕(あたご)柿の取り入れがはじまりました

2007-12-06 23:32:33 | くらし

 生産量日本一を誇る愛宕柿の取り入れが最盛期を迎えています。 
 わたしが子どもの頃から馴染んでいたのは、甘柿は「富有」、渋柿は「西条柿」です。 結婚してこちらに住むようになって最初に赴任したのが、柿生産農家がほとんどという小さな集落の学校。 初めて愛宕柿を見たとき、その大きさに衝撃をうけました。 西条柿の2倍はあろうかと思われる巨大な柿。 ドライアイスで渋抜きした柿は、宴会の後のデザートに喜ばれています。 西条柿より甘みは少ないですが、かりかりとした歯触りとさっぱりした甘さが魅力です。 関西方面ではとても高いんだそうです。


 ちなみに、わたしの「あたこ」という名前・・・・もうお分かりですね。



 
 昨年は取り入れ直前に雹が降り、収穫前の柿が全滅しました。 わずかに干し柿用が少しとれただけ。 傷心の農家を励まそうと、県の職員らがボランティアで柿取りのお手伝いに行ったり、干し柿用の柿を販売するお世話をしたりしました。 学校でも注文をとりまとめ、わたしも10キロの柿を買いました。(そのまま実家に直行しましたけど
 今年は無事に収穫できてよかったのですが、値段が安いとのことで、2年連続お気の毒です。


 柿の取り入れにはたくさんのコンテナを使います。 重労働です。 


 ただ機械化も進んでいて、昔は高い踏み馬に乗っての作業でしたが、今はミニ高所作業車みたいなのを使います。 消毒もロケットみたいな形の車に乗って、噴水のように薬をまきながら畑を走ります。 だから、今の柿畑は樹木の間隔が広めです。


  


 上は横野柿畑。 柿は普通、秋になると紅葉しますが


 あたご柿は緑のままで冬を迎え、乾いてかさかさと風に舞って散っていきます。


 


 オレンジの柿の実がすっかりなくなると、あたりは急に淋しくなり、 これから本格的な冬がやってくるのです。

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ザクロ酒はどれだ

2007-12-05 22:53:04 | くらし

 ザクロといえば、昔作ったザクロ酒があったはず。 
 台所の流し台の下に、梅干しなどと一緒に自家製の果実酒を入れた棚があります。 何も知らない娘が開けて驚愕し、姉のぶじこに 「まるで魔女の戸棚みたい!」と言ったそうです。 得体の知れないものを漬けたなぞの液体がどっさり・・・。 とくにザクロ酒の中のザクロのつぶつぶは鳥肌ものだったらしいです。


 何とかしてくれとのたってのお願いで、わたしは、すぼんだ果実を取り出し、適当にそこらの空き瓶に入れ直したまま放置していました。今になって見てみると、何が何だかさっぱりわからないのです。


 多少色の濃い薄いはありますがー



 このつぶつぶは?  



 取り出してみるとそれは、ヤマモモでした。 思い出したー。 2,3年前大量にヤマモモを取ってきて、スカーフを染め、残りをホワイトリカーにつけたんだった。


 


 こちらは誰かにいただいた朝鮮人参をつけたもの。 きっと体にいいのでしょうが、匂いが飲む気にさせません。



 


 このどろっとした黒いのは? なめてみました。 うわっ。薬臭い。 これは捨てるしかないでしょう。



 どぼどぼと流しにうつしたら、最後にとろとろのプルーンがでてきました。 ??? こんなものいつ作ったっけ?


 最後にわからないものが二つ残りました。グラスに入れてみたけど、まったく区別がつきません。 でも、どちらかがザクロ、もういっぽうはスモモのはずなんですが。



 飲んでみても?  一方は、甘みが強く、もう一方はちょっと酸味があってさわやかな感じがしました。 わたしは勝手に、さわやかな味の方をザクロ酒と呼ぶことにしました。


 それにしても・・・・・ もう、ワインをやめてこれらを飲んでしまわなければ。

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くさぎのくさきぞめ

2007-12-05 00:04:39 | くらし

じゃーん できました。 


 クサギの実で染めたハンカチとスカーフです。 スカーフはウール、ハンカチは木綿です。 ハンカチの色に濃淡があるのは、薄いのは1回染液につける回数が少なかったからです。 



 どんなふうに染めたかというと・・・・


 まず、クサギの青い実だけを取り、水で煮ます。 柔らかくなったところで実をつぶすと青い色がでてきます。
 煮立ったら一度実をこして、青い汁を取っておきます。
 実を鍋に戻し、さらに水を加えて煮ます。 さっきよりやや薄い液ができます。 1番目の煮汁と合わせて染液のできあがりです。 



  染めるものはあらかじめのりを落とし、水に浸します。(むらなく染めるため)


  染液を煮立たせ、その中にハンカチやスカーフを入れて20分ぐらいかきまぜながら煮ます。


  だんだん染まってきました。



  鍋から引き上げたハンカチ。 とても自然のものとは思えない、あざやかなブルーです。



 スカーフは少しくすんだ色。 ふつう草木染めは、動物性の繊維(ウールや絹など)のほうが染まりやすいそうですが、なんだか木綿の方がよく染まっているみたい。どうしてでしょう。



 スカーフなどを取り出した後の染液。 すっかり色が薄くなっています。 液の中にあった色の粒子が、繊維の中にしみこんでしまったからです。 こうしてみると布が染まる原理がよくわかります。



 本来はこのあとミョウバンをとかした媒染液に30分ほど浸して水洗いし、もう一度染液につけて煮染めします。 でも、この染液にはもう新たに染めるほどの色素が残っていませんでしたので、日を改めて実を取りに行き、染め直しました。


 媒染液は、色素と繊維をくっつける糊のような役目をするのだそうです。 同じ染料でも媒染を鉄にしたり銅にしたりすると色が変わってくるそうですが、ミョウバンは劇的な変化はないようです。 ただ、ウールのスカーフは色濃くなりましたが、ハンカチは日をおいたせいかあざやかなブルーが薄くなってしまいました。 やっぱり木綿は染まりにくかったということかな? でも、両方ともとてもきれいな色で大満足です。


 ところで、わたしが草木染めをするきっかけとなったのは、


 「月刊 たくさんのふしぎ 1985年8月号 草や木のまじゅつ」(福音館書店) という小学生向けの本なのですよ。 わかりやすいことばで、要所要所はきちんと書いてあって、やってみようかなあという気にさせられる本です。

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ザクロのみがパックリと

2007-12-03 23:01:32 | 植物

 割れました。 楽しみにしていた母が来るのを待っていたように。
 まだ夏頃からうちのザクロは実がなっているかと気にしていたのです。 なぜか実家のザクロは酸っぱくて食べられないと言っていました。 うちのざくろはとてもおいしいんですよ。



 貴重なザクロなのに、おと年の台風で木が根元の方から折れてしまったのです。 
 折れた後にはぽっかりと空洞があいています。



 幸いにも残った株には若い芽が数本ついていましたので、 何年かたてばまた実がつくだろうとは思っていました。 さすがに去年は実がつかなかったのですが、 今年は3個の実をつけました。 思わぬ早い回復でした。


 「食べずにしばらく飾っておく。」 そう言って母は一つ持って帰りました。 わたしも食べるのはもったいなくて、しばらく置いておいたら、ますますパックリと割れて、ルビーのような赤い実がピカピカと光っています。 


 

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死んだハトを見たことがありますか その2

2007-12-02 23:44:05 | くらし

 昨日の続きです。 


 死んだハトを抱えて保育園に行ったぶじこを見ての、3人3様の言葉でしたが、これを一人で言うならば、その順番は、わたしとしては
 1 かわいそうにねえ。
 2 大事そうにかかえて
 3 でも、さわってはだめよ。 ばい菌がいっぱいいるから。
であってほしいですね。 開口一番が3の「さわってはダメ」では淋しすぎます。 ところが・・・・・


 20数年後


 「運動場にハトが死んでます。」と子どもが知らせに来ました。 ちょうど鳥インフルエンザが流行し、学校にも県の教育委員会から、死んだ野鳥は素手でさわらないようにとか、学校の鶏小屋は週に1度は消毒するようにとか、飼育当番の児童は、薬用石けんで手を洗うようにとかのお達しがきていた頃です。 わたしは、即座に
 「手でさわったらだめよ。 さわったら石けんで手を洗ってよ。」
と、言ってしまいました。 


 運動場へ出てみるとそこには無惨に頭をくいちぎられたハトが横たわっていました。 野良犬か猫がどこかから運んできて放置したもののようでした。 よく見ると足にはリングが。 ナンバーが打ってあります。 レース用のハトだったのでしょうか。
 子どもたちとハトを葬った後、ハトレース関係の団体に電話して番号を伝えたのですが、飼い主を見つけるのは難しいとのことでした。 ハトは、どんな危険に出会って死んだのだろうか。 過酷なレースの末、帰り着くことなく死んだハトが哀れでなりませんでした。


 


  飛ぶ姿はとても美しい。 ハトレースで飛び立つときもこんな感じなのでしょうか。



 


 オランダ、アムステルダムのハト。 ダム広場で撮しました。 人間の食べたお菓子のかけらなどを拾っていました。 いろいろな羽のハトがいます。 中にはカラスみたいに黒いのも。  



   冬のドバト。 寒そうに首をすくめています。 今年2月、松山市の公園で撮りました。 わたしは一時(今もですが)ハトさえ見ればカメラを向けていたのです。 でも、さっぱり構想が固まりません。 


   

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死んだハトを見たことがありますか

2007-12-02 00:21:17 | 生き物

 小学校の楠の黒い実が落ちだしました。 キジバトはこの実が好きならしく、 多いときは6,7わも運動場に集まっていたりします。(去年の話) 学校の裏の道を自転車で走っていたら、道にハトがいました。 あまり警戒してなくて、かなり近づいても逃げませんでした。 よいカメラがあれば鮮明に写せたのにー。


 



 キジバトは我が家の周辺にもいて、樫の木に巣をかけていたりします。 キジバトはいつも2羽で行動しているようです。



 さて、ハトを見ると去年の秋を思い出します。 体育館のそばで死んだハトを発見。 じつは前々から練っていた構想があって、ハトをろうけつ染めで染めたいなあと思っていたのです。そこへ降ってわいたようにハトの体が・・・・。これは是非染めなさいという天からの啓示、と思ったものです。まだ暖かいそのハトをわたしはもらいうけ、 急いであらゆる角度から写真を撮り、スケッチをしてから葬ってやりました。 死骸の写真を好きな人はいないでしょうからUPするのはやめておきます。 その代わりこちらの写真をー。羽が大変美しく、スケッチはむずかしかったです。



 死んだハトを見たのはこれが3回目です。


 1回目は、ぶじこがまだ2歳になったばかりのとき。 下の子が生まれるので産前休暇にはいっていたわたしがぶじこを保育園に送って行ったときのこと、途中で死んだハトを見つけました。 キジバトではなく伝書鳩でした。 ぶじこは死んだハトを保育園に持って行きました。 園庭に入っていったときの保母さん(今は保育士さん)たちの反応はとても興味深いものでした。


 「あら、ぶじこちゃん、死んだハトをさわってはだめよ。ばい菌がいっぱいいるのよ。」
 そう言ったのは、スポーツマンのベテランのM先生。
 「まあ、大事そうに何を持ってるのかと思ったら・・・・。ぬいぐるみでも持ってきたのかと思った。」
 これは、一番若い、かわいいK先生。
 そこへ園長先生がいらっしゃって
 「ハトが死んでたの? かわいそうにねえ。 お墓をつくってあげましょうねえ。」
 こう言ってぶじこの手を引いて行かれました。 


 一番に安全を気にしてくださったM先生。 「大事そうに」とぶじこの気持ちを受け止めてくださったK先生。 どちらもありがたいことばでした。 とりわけ園長先生の言葉と行動は、幼くてあわれみの感情を自覚も表現もできないぶじこに、初めて「かわいそう」という感情と言葉とを教えたくれたのではないかと思います。 一緒にお墓を作って、生き物を慈しむこと、命を大切にすることを身をもって教えてくださった園長先生に対しては尊敬と感謝の念でいっぱいになりました。
 子どもは、こうしていろいろな考えをもった大人から多様なものの見方を学ぶのだと、改めて考えさせられたできごとでした。 続く・・・・

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コマーシャルー手作り市について 

2007-12-01 20:26:35 | くらし

 半年ほど前、 明勝寺というお寺で、手作り市が開かれていることを知りました。
 そこは、国道から山の方に入った静かなところで、地元に住むお友達が「こんなとこ知らんかった~。」というほど町からは離れているのですが、すてきなところです。


 わたしも出品させてもらうことにしたのですが、その手作り市が明日開かれます。 きょうは、先日作ったバラの財布を持って展示に行ってきました。 「ブログに載せていいですか?」と、お伺いしたところ、是非みなさんに紹介してくださいとのこと。 そこで今日は「和久手作り市」の宣伝でーす。 遠くのみなさま、ごめんなさい。 愛媛の田舎の、手作り派の人々の心意気だけ味わってくださいませ。


 夕方持って行くと、早くもたくさんの品々が並んでいました。 今回は出品が多いということで、ぎゅうぎゅうづめ。


 布製の袋や手編みの手袋、トールペイントなど。



 ビーズや石のアクセサリー、 草木染めのスカーフなど。 草木染めのマフラーがふかふかで、これはちょっと手に入れたいかも。 お値段は1000円以下。 信じられません。



 すばらしいお人形がかざられていました。 縮緬細工のうさぎのおひな様。 ぶじこがめちゃくちゃ気に入ってしまいました。



 しまった、お菓子コーナーを撮すのを忘れてた。 ラスクやクッキー、パウンドケーキ、 食パンなどが売られていて午前中でほとんどなくなるんだそうです。 
 


 そして、こちらではコーヒーがいただけます。 お菓子付きで300円。 このお菓子ももちろん手作りで、とてもおいしいのです。 器、テーブルクロス、もちろん手作りです。



 そして、外の庭を眺めながらコーヒーをいただくこのテーブルも・・・・。 住職さんの作らしいのですが、とてもおしゃれで個性的。



  これは何でしょう。 実は石なんですよ。 住職さんがペイントされるらしいです。 とてもかわいくて、ドアストッパーなどにするため買っていかれるそうです。 3ヶ月前はたくさんあったのに、もうこれだけになっていました。



 いかがですか? どれも素敵な作品揃いですが、お値段は驚くほど安くて、材料費だけなんじゃないかと思ってしまいます。 採算より何より、自慢の作品を皆さんに見てもらいたいという気持ちが伝わってくるようです。


 お近くの皆様、お時間がとれましたらお出かけ下さいませ。 朝10時からです。


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