西本願寺の境内で11月23日まで献菊展が行われています。御影堂前では大輪の見事な菊が咲き誇っていました。背の低い菊や小菊などもかわいい。
10月11日~11月4日(土日・祝のみ)真如院庭園特別公開が行われています。真如堂に名前は似ていますが全く別のお寺で、日蓮宗・本圀寺(ほんこくじ)の元塔頭寺院作庭家重森三玲作の枯山水庭園が有名で、通常非公開ですが年に数日公開されます。1535年(天文4年)に日映上人によって創建されたお寺ですが火災などで何度も焼失し再建や移転などを繰り返しました。1961年(昭和36年)重森三玲により桃山時代(室町末期)の庭が復元されました。1568年(永禄11年)に室町幕府の最後の将軍、足利義昭が入洛した際織田信長が真如院で迎えたと伝わるそうで義昭が庭園の愛好家であったことから信長が名園として知られる真如園に招いたと信長記にも記されているようです。残念ながらお庭の撮影は禁止なので上はパンフレット下は絵はがき砂の枯山水とは違い小板石を使い鱗型に並べることにより水の流れを表現しています。水流をリアルかつ迫力あるものに感じることができます。杉苔で造られた築山には、烏帽子石、瓜実灯籠はどが据えられ手前には細長い呼子手水鉢が置かれています。最寄駅は烏丸五条もしくは四条大宮から徒歩15分弱西本願寺からは歩いて12,3分といったところです。
久しぶりに立本寺に立ち寄ってみると総門は修復工事中でした。終わった蓮鉢が並ぶ中、最後の一輪であろう花がひっそりと咲いていました。毎月8日は子安鬼子母神の御開帳がある立本寺さんです。
相国寺の塔頭寺院「瑞春院」水上勉の小説「雁の寺」の舞台としても有名なお寺門の近くにある百日紅は残念なことに今年は花が咲いていませんでした。
清滝川にかかる指月橋を渡ると石段が続き上った先にあるのが「西明寺」さん表門横のもみじが夏紅葉で赤く染まっていました。苔生した石灯籠が並ぶ参道や境内清々しい青紅葉に包まれています。本堂から渡り廊下で繋がる聖天堂に祀られる歓喜天この歓喜天に因んだ赤い御守は”倍返りのお守り”としても有名表門は築地塀の付いた一間薬医門で京都市有形文化財にも指定されています。青紅葉の中に映える朱塗りの指月橋
東山五条の大谷本廟(西大谷)は親鸞聖人の廟所で、全国の門信徒が納骨する墓所にもなっていて裏手は山の斜面に広大な広さの大谷墓地になっています。総門を入ると本堂が見えてきます。池の蓮はさすがに終わっていました。この仏殿(本堂)に向かい右側に小さい噴水があり、参拝者が備えた仏花を浮かべた花噴水ができています。親鸞聖人の墓所がある明著堂の前に花を供えて帰る方が多いため花が枯れる前に有効活用しようと花の部分を切り取り水面に浮かべているそうです。二天門をくぐった所に明著堂があります。
昨晩の続きで高台寺の夜の特別拝観、方丈前庭にて行われていたプロジェクションマッピングの様子です。方丈前庭から勅使門に向けて光の輪や妖怪の姿、龍など次々に映像が映し出されます。
観音様の姿が映しだされ最後は蓮の花で終わります。時間的にはさほど長くはありませんが音と光の不思議な世界が楽しめました。
8月1日から行われていた高台寺の夜間特別拝観は今日(18日)が最終日でした。開山堂や観月亭などがライトアップされます。百鬼夜行展も同時公開され妖怪赤夜行図襖絵などが特別公開されました。 傘亭や時雨亭まで上がることができますが少し暗め竹林のライトアップは綺麗でした。方丈前庭ではプロジェクションマッピングも行われました。
八坂通に面した建仁寺の勅使門(重要文化財指定)は銅板葺切妻造の四脚門で柱や扉には戦乱の際にできた矢の痕が残されていることから”矢の根門”または”矢立門”とも呼ばれています。
西陣のお寺「浄福寺」さん、観光寺院ではありませんが本堂ほか8棟は京都市指定有形文化財寺宝の土佐光信作十王図、二十五菩薩来迎図は重要文化財にも指定されています。お寺の名前が付いた浄福寺通り沿いに建つのが東門朱塗りの赤い門で通称赤門、赤門寺とも呼ばれています。秀吉がつくった聚楽第の一部分ではないかという説もあるそうで天明の大火の際にもこの門の手前で火が止まったことから鞍馬から天狗が降りて来て赤門の上で巨大なうちわをあおいで火を止めたという天狗伝説も残されています。西陣釈迦堂と呼ばれる釈迦堂では年に数回程度公開が行われています。文殊菩薩がお祀りされている経蔵。拝観はできませんが午前8時~午後5時まで境内は自由参拝可玄関横の菩提樹の木には蕾が沢山できていました。