真如堂は正式名「鈴聲山真正極楽寺」と言い本尊は阿弥陀如来像をお祀りしています。
普段は厨子の中に安置されていますが年に1度11月の十夜法要の日だけに開扉されます。
特に女性を救って下さるそうで、ご利益があるとされています。
本堂に入り拝観料を払うと奥にある庭園を拝見することができます。
書院前の「涅槃の庭」は1988年に作庭された比較的新しいお庭ですが
東山を借景にお釈迦様が入寂された時の様子を表した美しい枯山水庭園。
仏堂前の「隨縁の庭」は2010年に作庭された4つの家紋に因んだデザインのモダンな庭で
事象が縁に因って様々な現れ方をする隨縁がテーマになっています。
どちらも古くからあるお庭というわけではありませんがしっくりと馴染み
真如堂のまた違った魅力を醸し出しています。
現在、本堂は修復工事中で幕がかけられていますが藤袴の鉢植えが置かれ見頃でした。