京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




高山から帰って来ても未だ金森長近を引きずっておりますが(地味な武将なのであまり文献少なし
京都と繋がりはないかと探してみると・・・大徳寺塔頭「龍源院」さんに墓所がありました。
長近は戦国武将にしては長寿でなんと85歳まで生きてます!1608年8月12日没(明日が命日?)
確かに信長、秀吉、家康の3人に仕えたとするとかなりの高齢になっていたかも
  
晩年は飛騨高山ではなく伏見の別邸で過ごし、そこで亡くなっています。
京都には長近が創建した大徳寺塔頭「金龍院」というお寺がありましたが明治時代の区画整理で廃寺になり
同じ塔頭寺院の「龍源院」さんに統合されお墓や遺品などが移されました。

遺品の中には秀吉から与えられたという秀吉と家康が対決したという碁盤と碁石が残されています。
長近は文化人でもあり千利休に茶の湯を学び、伏見では家康と秀忠を招き茶の湯を催したこともあるそうです。
後に孫の金森宗和によって宗和流という茶道の流派が築かれています。

京都では宗和流は次第に消滅してしまいますが、大徳寺塔頭「真珠庵」の茶室は”宗和好み”と伝えられているそうです。
(通常非公開、京の冬の旅などで特別公開することあり)



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川端通仁王門の辺りは新洞小学校の学区内に55のお寺が集まっています。
(神楽坂で言えば横寺町のような所に50以上ものお寺が林立している感じ?)

全て観光寺院ではありませんが門から中を見るとそれぞれ違った趣
特に大蓮寺などがある西寺町通は両側の全てがお寺さん

江戸時代の宝永の大火で寺町に集められていた多くの寺院が焼け出され
このあたりに集団移動したそうです。中でも頂妙寺は大きな境内地をしめています。



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報恩寺さんを出た後、歩いて2,3分程の近くのお寺「妙顕寺」さんへ・・・春の桜が美しい所です。
日蓮宗京都十六本山の1つで観光寺院でありませんが特別拝観では美しい3つの庭園が公開されています。
竹の庭と呼ばれる書院中庭は五角形の中に孟宗竹を配した珍しい造りで周りの回廊との調和が他にはない美しさです。
  
客殿前の枯山水「龍華飛翔の庭」は正面の勅使門の後方には5年の大改修を終えた本堂の大屋根が映えます。

拝観の入口は奥にある庫裏から入るようになっています。庫裏の横の大玄関
  
尾形光琳ゆかりのお寺ということで光琳の屏風絵を元に作られたと言う「光琳曲水の庭」
松と梅を配置し、竹の庭と合わせて「松竹梅」になっています。梅が咲き出すこれからが見頃かもしれません。



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今年の大河ドラマ「軍師官兵衛」、黒田官兵衛ゆかりの寺ということで、京の冬の旅では初公開のお寺「報恩寺」
官兵衛の長男で軍師の長政の宿舎となった寺院で最後に息をひきとった「最後の部屋」が残され
客殿には長政と官兵衛の位牌が安置されています。
  
見所は豊臣秀吉ゆかりの不思議な逸話をもつ「鳴虎図」(複製)で
秀吉が寺宝の図を聚楽第に持って帰ったところ毎夜吠えて眠れず寺に返したとか

宋 か明の時代に中国で描かれたと推定されています(舌を出した虎がなかなか迫力のある顔で圧倒されます)
  
重要文化財の梵鐘は平安末期のものと伝わり宇治平等院の梵鐘に比すべき古名鐘
「撞かずの鐘」として有名で、西陣の町に伝わる悲しい逸話があり、今でも除夜の鐘以外、普段は撞くことはないそうです。

報恩寺さんの門を出ると正面に河村織物さんの立派な町屋建築があります。西陣らしい趣が目を引きます。



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今回の『京の冬の旅』で建仁寺は開山堂など3ヶ所が特別公開されていますがその中の1つ「正伝永源院」
建仁寺の本坊から道を挟んだ北側にあるお寺で、入口は西花見小路のもう1筋西側
永源庵通という普段あまり通らない路に面していて特別公開がないとあまり気付かない所かもしれません

織田信長の弟、大名茶人でもあった織田有楽斎と細川家の菩提所で
正伝院というお寺と永源庵というお寺がいっしょになったもの
方丈前庭に有楽斎が建てた茶室「如庵」が復元されています(本物(国宝)は犬山城に保存)

このお寺の一番の見所は狩野山楽筆と伝わる金碧の襖絵「蓮鷺図」で
方丈の3方を飾る襖絵を座って見ると蓮の花に囲まれている様な趣があります。
蓮の花と葉で四季が描かれ、人の人生と重ね合わるというもの
昨年完成した細川前総理が描いた襖絵も飾られています(HPの寺宝で公開)



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1月10日から非公開文化財特別公開『京の冬の旅』が始まっています。
通常は入ることのできないお寺などを一般公開するもので夏と冬にこのイベントがあり
普段は見られない庭園や襖絵、仏像などを見学することができます。

建仁寺の開山堂は建仁寺開祖の栄西禅師の廟所(墓所)で境内の中でも最も清浄な霊域とされるところです。
その為、石段を上ると撮影は一切禁止で静かに拝観、栄西禅師座像や源頼家像などが安置され
客殿では加藤文麗筆の水墨画「龍虎図」を見ることができます。
  



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昨年12月にLED照明に置き換わった東寺のライトアップ
”金色に輝く”ように、白く光るLEDを黄色くするためオレンジ色のフィルターで調節してるそうです。
電気代も今ままでの約半分になるとか・・・三脚なしミラーレス手持ち夜景モード(九条通歩道橋から)



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前はよく通るものの久方振りに拝観する「三十三間堂」です(もしかして中学の修学旅行以来かも?
今年は次の日曜日(12日)に1月の恒例行事『通し矢』(大的全国大会)があります。
通し矢とは江戸時代から行われているもので、新成人やベテランの弓道者が集う弓引き初め
  
本堂東側では寒桜(十月桜)が咲いています。
久しぶりに見る約1000体の観音像や風神雷神像、その後ろに並ぶ十一面千手観音には圧倒されました。

約118mもある日本一長い本堂は国宝指定
通し矢は本堂の裏側(西側)に設置され、南側に置かれた的を120m離れた北側から矢を放ちます。
  
靴を脱いで本堂へ上がる出入り口付近の御守拝受やお土産コーナー
その中に七福神おみくじ(御守?)があります。三方に入ったおみくじの中から好きなものを選ぶと
七福神の何れかの神様が入っています。恵比寿様でした~

通称「三十三間堂」と呼ばれていますが、正式名称は「蓮華王院本堂」
東大路通にある天台宗の門跡寺院「妙法院」というお寺の境外仏堂(仏堂だけが離れた場所にある)
元は後白河天皇が離宮内に創建した仏堂が始まりのようです。
  
通常の拝観料は600円ですが、通し矢の日は無料で入ることができます



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天龍寺の塔頭寺院に寄ってみました。根引き松に幕暖簾がお正月らしい・・・
    

  


嵐山を借景に山茶花が綺麗に咲いています。      老松さんのお洒落な角松
  



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久しぶりに南禅寺に寄ってみると法堂の前には台風18号被害で出た土砂が集積されていました。
毎年見頃のツワブキも今年は少な目でした。      こちらは金地院の残り萩
  
水路閣の所にも土砂の集積が残っています(一部入れない地域あり)

参道の木が一部綺麗に紅葉していました。
  
水路閣奥や南禅院の階段下に咲くツワブキ

天授庵も紅葉が始まり、上の方が染まり始めています。

天授庵入口の秋明菊



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