京都御所には三大桜とよばれる桜があるそうで、1つは紫宸殿横の「左近の桜」(普段は非公開)
1つは近衛邸跡の「枝垂れ桜」、そしてもう1つが「御車返の桜」(みくるまがえしのさくら)です。
中立売御門を入り御所に向かって少し行くと左側にあります。
1つの木に八重と一重の花が咲く珍しいもので、後水尾天皇がその美しさに何度も御車を返して
別れを惜しんだといわれる事からその名前がついたようです。
写真では少し分かり難いかもしれませんがこちらが八重の花びら
下が一重のもので、全体的には八重が多いかもしれませんが
その年によって花の付き方が違うそうです。
清水寺の地主神社や常照皇寺等にも同じ名前の桜がありますが品種は微妙に違うそうです。
余談ですが東京では上野にある輪王寺というお寺にこの名前の桜があります。
固まって咲く姿は八重桜に近いかもしれません。