出町柳駅から下鴨神社に向かう途中にある「旧三井家下鴨別邸」
平成28年10月から一般公開が始まっています。
以前は扉が閉ざされていたので入口が少し気付き難いですが下鴨東通の鳥居手前です。
玄関から室内に入ると三井家や建物についての説明をして頂けます。
大10代の三井八郎右衛門高棟によって大正14年(1925年)に建築されたそうです。
(明治13年建築の木屋町三条にあった木屋町別邸を主家として移築)
三井家11家は土地や建物などは全て個人財産ではなく共有財産だったらしいです(ちょっとビックリ)
杉や檜をふんだんに使った贅沢な造りです。
廊下天井部分の杉丸太は同じ太さになるように木を育てたそうです。
室内窓の大正ガラスが趣があります。
豪商の家らしく襖の取っ手やつくばい等、所々に分銅の形が見られます。
昭和24年に国に譲渡され昭和26年以降は京都家庭裁判所所長宿谷として平成19年まで使用されましたが
高い歴史的価値を有していることから平成23年に国の重要文化財に指定されました。
一般の入館料は410円で9:00~17:00まで開館(水曜休館)
茶室と主家の2.3階部分は通常非公開ですがお座敷や居室、茶の間など別途料金で施設利用もできるようです。