京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




妙心寺の料理方を務めていた方が始められた妙心寺御用達の老舗精進料理店「阿じろ」さん
肉魚を一切使わず、昆布や椎茸などから一晩かけてとった出汁で作り上げられる本格的なお料理。
お昼限定の縁高弁当を頂いてきました。
 
玄関を入ると1階の畳敷きにテーブル席の静かなお部屋に通されました。
(2階の方が襖絵などが見られるかもしれません)
 
最初に出される梅湯はお湯に梅干しが一かけら入ったシンプルなもの

練り物の胡麻豆腐、精進料理ですが食前酒も出されます。

お平とよばれる煮物椀
湯葉の上に薄くスライスされた大根と竹の子、お出汁と柚子の香りが絶品!
 

八寸は揚げ物、煮物、和え物等、どれも美味しく身体に優しい味です。
 
ご飯と一緒に出されるのは生麩が入った白味噌椀
最後に焼きおにぎりが入った湯桶が出されます。
精進料理なので物足りなさを感じると思いきや
お出汁の美味しさと味わい深さでお腹いっぱいでした。

妙心寺南門前の本店とは別に東側の路地を入った所にある本山店は
仕出しや行事などの団体さん専用で京の冬の旅食事付ツアーなどはこちらになるとかです。



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京狩野の絵師、狩野山楽と山雪の代表作「竹虎図」と「梅に遊ぶ禽図」が方丈を飾る妙心寺塔頭寺院「天球院」さん
金地に鮮やかな色彩の障壁画は高精密の複製ですが創建当時の絢爛豪華さがうかがえます。

庭園以外は撮影禁止なので殆ど撮ることはできませんが金碧の障壁画はとにかく見応えあり
竹虎も良いですが梅に雉の遊禽図が優美~天球院さん限定の御朱印帳やファイルにもなっています。
西の間の水墨画は一部桃山時代当時のものが残されています。
 

玄関横の蝋梅が満開で良い香が漂っていました。
 
妙心寺境内では今回は3つの塔頭寺院が特別公開されていますがこのエリアだけでも充実感がありでした。
京の冬の旅スタンプラリーは3ヶ所周りスタンプを集めるとお茶の接待や記念品が貰えます。
今年の記念品ファイルは智積院の堂本印象筆「婦女喫茶図」(京都駅総合観光案内書で交換可)



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