日テレ番組「視聴者の信頼裏切る演出」 BPOが意見書(朝日新聞) - goo ニュース
この記事にさもありなんと思った。
テレビが言うから、マスコミがああ言っているから、こう書いているからということを盲信してはならないのである。本当にそう思っている。なんか書かれていたら、その裏読みをしなくてはならない。言論統制が隠れた意図ならば、マスコミは実に格好のツールであるからだ。
愚生のようなじじぃほど簡単にそれにひっかかる。
だから、根拠をいちいちしっかり確かめるのである。文献主義と言ってもいい。定年退職したのだから、興味ある対象そのものを全て書籍の購入に充てることは不可能になった。だから、コピーの山である。つまり、借りてきた書籍を部分コピーして、いちいち根拠文献を明らかにしながら、毎日を生活しているのである。
昨日は嬉しいことがあった。ある学術交流センターのフォーラムに、愚生の原稿が掲載されたからである。7頁にわたってであった。歴史と伝統のある教育研究所である。お世話になった方へ感謝のメールを打って、昨夜は過ごしていた。もっとも、このBLOGも書けば書けたのだが、今度は別の組織に投稿する原稿をさっきまで書いていたのである。いくらでも内容を思いつくのである。しょうがないではないか。これがある意味理想であったし。定年後の過ごし方として。
で、冒頭の日テレのニュースに戻る。
関連して、大家族シリーズという番組が、これは日テレだけではなくて、あちこちの局で制作されて放送されている。子どもが11人とか、そういう家族を紹介して放送するわけである。ところが、この手の番組づくりは、ある意図のもとに演出されていたのだそうだ。夫婦の喧嘩まで、演出されていたんだそうである。放送中に夫婦喧嘩が無いと、抗議の電話までかかって来たそうである。
唖然とした。
愚生は、こういう大家族が嫌いではない。今のこの時代に、大家族を養って、苦心惨憺しているパパママに素直に応援したいと思っていたからである。しかし、騙されたという感じもあるけれども、それでもまだ愚生は大家族をひきいるパパママたちに期待している部分がある。出演料を払っていたということを問題視していたマスコミもあったが、別にそれでもいいじゃん!と正直思っているのだ。食費だって大変だろう。子どもが多かったらそれはそれなりに大変なのは目に見えている。
残念なのは、そういうことで視聴者の受けをねらっているというマスコミの姿勢である。これくらいのことをやれば、一般ピープルは喜ぶだろうとか、馬鹿だから感動するんだろうという制作者の意図がミエミエだからである。
一般ピープルはそんなに馬鹿ではない。選挙だって、イケメンの代議士せんせを出せば勝てるだろうと思っているところもあったから、なんということであろうかと思っていた。しかし、今回ばかりはイケメンで勝とうとしても、もう騙されないぞという雰囲気がある。結構なことである。
もう一般ピープルは見えているのだ。
意図がである。どこへどう誘導しているのかということが。短期間の、行き当たりばったりの浅はかな思考でもって、我々国民を騙してはならないのだ。一流と自称している某新聞社だって、戦前・戦中はなにをしてきたというのか。戦争をあおってきたではないか。黙ってシランふりをしているけれども。
根拠を明らかにしてほしいということである。
何をもって我々国民をそちらの方に誘導していこうとしているのかということを明らかにしていただきたいのである。マ*クス主義が裏に隠されているんだったら、それをはっきり言えばいいではないかと思うのだ。裏の意図を隠しながら、巧妙に文章を、あるいは映像を、音声を流すんだったら、それを作者の意図として最初から言えばいいのである。
作者はこの表現から何を言いたいのでしょうか?というのは、へたくそな大学入試問題と一緒である。そんなもんでごまかしてはいかんと思うのだが。いかがなものか。
愚生のようなものであっても、駄文を書いて、今回のように印刷された場合、根拠ロンブンとかをいちいち明らかにしている。当たり前である。演出はしていないからである。あるいは、盗作はしていないからである。オリジナルだからだ。もっとも、思考をするには先行研究の存在無しには、鍛えることもできないが。
それではまた!