柳田とか、折口とかは日本人の潜在意識的なものに、あるいは古い時代の魂の構造を
信仰的な面から書いている。
しかし、信仰的なものにいかないで、きちんと庶民の世界だけで終始したのが、宮本せんせである。
柳田とか、折口とかは日本人の潜在意識的なものに、あるいは古い時代の魂の構造を
信仰的な面から書いている。
しかし、信仰的なものにいかないで、きちんと庶民の世界だけで終始したのが、宮本せんせである。
決して主流になろうとするな。
傍流であればこそ状況がよく見える。主役になればかえって多くのものを見落とす。
その見落とされたものの中に大切なものがあるのだ。
宮本常一せんせを面倒みた渋沢敬三氏の言葉である。
なかなかの言葉である。
宮本常一せんせの言われた珠玉のような箴言である。
「人間は伝承の森」である。
まさに、まさに然りである。愚生と一緒で、名も無き庶民の智慧を求めての調査探究の生涯であられたと思うのである。父上の言葉もいい。
「汽車に乗ったら窓からよく外を見よ、そして田や畑に何が植えられているか、育ちがよいか悪いかをよく見よ、村でも町でも新しく訪ねていったところは必ず高いところに上って見よ」
いい言葉である。
今でも、愚生はこれを実践している。デジカメの時代である。なんぼでも撮れるではないか。柳田、折口学とは違って、文献を主流としているのとは対極にある宮本せんせのスタイルである。いいものである。
世間とは「排他的」である。
その一点において、差別とつながる。
職場でも、学校でも、住居でも、国土でも。
良い例が、葬式に出ないというものは、世間から認定されない。
身内であると認められないというわけだ。
また、世間体があるから葬式に出るわけであって、それはなにも宗教性を意味しない。
これは日本特有のことである。ヨソ様と香典の違いがあってはならないと、そこまで
気にするわけである。これは、世間体宗教であって、宗教でもなんでもない。
ある学会で、学会員の殆どが特定大学の出身だからと言って、肩組んで特定大学の校歌を
歌うようなものである。
実際にそれを聞いた東京帝大のせんせが、呆れたと言っていたことを覚えている。
この面からいろいろと考えていくと面白うてならない結果が招来するような気がするのである。
なんでこんなに面白いかというと、世間学から見ると、オレが今まで阿部先生流の差別というものをされてきた理由がよくわかったからです。オレには、なるほど阿部先生の言われるような世間が、この地には無い。このことは、ヨソのところに発表させていただく駄文にも書かせていただきますが、長文の読書ノートのカテゴリでも書いてみましょう。いつかは。
よそ者だということだけで、差別される。このことは間違いがないのでしょうなぁ。被害にあっている方の感じ方で、条件はみたされるんですからねぇ。セクハラとか、アカハラとか、パワハラと一緒でございまするよん。
あんまりいい気になっているといかんということですわなぁ。訛っているヒトに、と~まよ!オメェは随分訛っている、どこの出身だ?きたねぇ言葉だなぁと何度も言われて参りましたからね。江戸方言だって、ヒトのことは言えないでしょうけれども。そういうのと一緒でしたから。喜劇か漫談っすねぇ。(アッシは、東北弁のプロでありますが・・)(^0^)/ウフフ
あ、あたまのつるつるは違いまっせ。これはオレ、自覚しているから。でも、これも受け取り方一つでは差別になるんでしょうなぁ。あまり他人には言わんほうがよろしいでしょう。
それと人権という問題にも言及されているし、なかなかであります。個人というもののあり方、あるいは、日本人に個人という概念はあり得るのかということも含めて、午後からまた楽しいひとときでありますよん。
世間学って学問があるのを初めて知って、(いつもお世話になっている科学大の教授から教えていただいた)さっきまで読んで、ノートをとっていました。さらに、後4冊ほど県立図書館から借りてきたのですが。楽しいですね。同じ著者であります。一橋大学の教授、学長でありました阿部謹也先生。駄文に活かせるだろうからとご指導をいただいたからですが。
そして、ちょっと疲れたので、拙ブログで「つぶやき」を。これって、さっとできて、まるでTwitterみたいです。どうせ、オイラのメモでしかないけど。
今、Twitterを見ていたら、制服として、大学のせんせとか職員が、スーツを選ぶか、青の柔道着のどっちにするか?と問われたら、どうするかというのが話題になっていて呵々大笑。お互い、柔道着を着ていたら、勝負は早い。袈裟固めが決まる。なんていろいろ書かれていた。おかしいねぇ。相手が素人だったら、こりゃ勝負にならんでっせ。(@^▽^@)
インターハイクラスに出ていたオレのクラスの生徒(高校)が、陸上だったんだけど、学校行事に柔道の寒稽古をやっていた高校であったから、顧問のオレは毎朝6時から一週間毎日一般生徒たちと稽古していたのだった。で、やっこさんはオレに挑戦してきたことがあったっけ。もういい年なんだけど。あっちも。やっこさん、やる前は自信満々だったんだ。身長も180と高いしね。と~まなんかには、かる~く勝てると広言していたのだ。にこやかに、さわやかに。どうしてもオレごときに負けるわけにはいかないと何度も言ってきた。笑いながらである。そうかぇ、そうかぇと軽く受け流していたんだ。ところが、何度やってもオレにまけっちまう。立ち技はかわいそうだし、痛いだろうから、寝技で押さえ込みをしかけたのだった。こっちは関節技を最も得意としているが、さすがにそれは仕掛けなかった。悔しかっただろうなぁ。ヒトは見かけによらずという見本でおますよ、オレは特に。その後大学に行ったっけなぁ。アスリートの大学に。
(^0^)/ウフフ
種目が違うとこうなるんですよ。ホンマに。かわいい生徒でしたが。今は、どうしているんかいのぉ・・・・・会いたいね。