[カラスが]
今朝、ゴミのステーションに行ってふと思った。そこには、カラスがいたのである。ゴミから、なんか餌を探しだして、命を維持するために奔走していたのだ。愚生は町内会のお役をいただいているから、ゴミステーションが散らかったらしょうもないので、カラスちゃんを追い払った。そしたら、なんだか、カラスとオレが重なりあって妙な気分になった。
カラスだって生きているんだから、そんなに邪険にしなくたっていいだろうがよん、と思ったのである。
茅屋の屋根にも雀が住んでいる。子育て真っ最中である。糞もされるし、鳴き声も賑やかである。衛生上は困ったもんである。それを狙って蛇もくる。茅屋は瓦を使った屋根であるから、住みやすいのだろう。
みんながみんな、困ったもんだと言って、邪険にしていたら世の中は成り立たないなぁと思ったのだ。
しかし、よく考えてみたら、このことは愚生にも当てはまるではないか。
困った老人であるかもしれないのだ。世話好きで、おせっかいで、結婚しない男を捕まえては、説教している説教じじいである。Wahahaである。相手だって迷惑だろうなぁとは思う。
それでも、オレは、そういう独身でいる男が許せないのだ。何をしているんだ!と思うからである。じれったいこと限りなし。積極性をモテ!と説教してしまう。それこそ積極的に説教してしまうのだ。だって、いわゆる見合いの場面を設定しても、携帯番号を交換しても、まったく積極性がなくて知らんぷりというのではいかがなものか。相手の女性に失礼だ。紹介したオレとしては、怒り心頭である。当たり前である。ま、朝から熱くなっていてもしょうもないけどね。(^0^)
さらに考えてみた。大学にじじぃ学生で行かせていただいている。もういい加減に、生涯学習だなんて言っていないでやめればぁとよく言われる。当たり前であろう。変わりモンだとも言われる。若い人たちに混じって勉強しているなんて、格好悪くないかとも。
しかしである。最初から醜男なんだから、なんにも気にしないんである。服装も、なんにも気にならない。だって、誰もオレのことは気にしてくれないからねぇ(^0^)
昨日の塾で、中学生の男の子に言われた。
「と~ませんせ、大学でサークル活動はやってんですかぁ?」って。
笑ったな。実に笑った。大学というところにある潜在的なイメージを持っているのだろう。この間なんか、オレの学生証を見て、大笑いしていたし。
さらに追い打ちで、「テニスやったらぁ」とも言われてしまった。その男の子は、中学でテニスをやっているのだ。だから、ボクが教えてあげるというわけだ。でも、嬉しかった。ナミダが出るほど嬉しかった。
こういう世代交代みたいなことが、目の前でおこりつつあるのだ。こういうことが喜びになるのである。だからじじぃになったということなんだろうけれども、それはそれでまた生物としての運命、宿命みたいなもので、そこにこそ生きがいを見いだしていかないと人類は発展しないと思うからである。(そんなたいそうなもんじゃないだろうけど)
これから城西国際に登校する。定期券も一昨日買った。夏休み直前まで通学するのだ。今日はちと荷物が重い。能勢朝次先生の「能楽源流考」を持参して、原稿作成にかかる。広辞苑よりも重い。高い。値段が。
ウデを鍛えるのには最高である。
そんなことではない。アタマを鍛えないといかん。頭蓋骨ではない。中身を鍛えないといかんですな。
今日は、学食ランチタイムに、旧友と会う。オレよりもちょとだけ若い方である。男性である。当たり前だ。オレに女性の友なんてまったくいないからなぁ。当たり前か。(^0^)
あ、女性の旧友は一人だけいた。もう33年目になる。オレの配偶者である。エライ旧友だけど。やはり説教が大好きだよ~ん。困ったもんじゃ。
ランチタイムミーティングでは、四方山の話をして、またまた参考になることを聞かせていただく。至福の時間である。今日は何が飛び出してくるのか、まったくわからないけれども、それだからこそ至福の時間なのである。
ありがたいこと限りなしである。
さ、駅に行きましょう。
エッチラオッチラと、重いホンを抱えて。ヨレヨレと歩きながら。
(^_-)-☆