団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

広島交響楽団第311回定期演奏会

2011-07-31 07:31:06 | 音楽
                 広島交響楽団第311回定期演奏会

                                         2011年7月30日(土)

・リスト       ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
・リスト       ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
・チャイコフスキー  交響曲第6番Op.74「悲愴」

・ピアノ:金子 三勇士
・指揮:小林 研一郎
・広島交響楽団
・2011年7月29日、広島市中区「広島市文化交流会館」。



 正直なところ、広響がこんなに鳴るとは思っていませんでした。
 開演前、偶然知人と出会い、広響では「悲愴」は荷が重いよねと話し合っていたのです。ところが、大変失礼いたしました。何時もより楽団員を増員していることを差し引いても、この音量にはびっくりしました。炎のコバケンの力もあるのでしょうが・・。
 小林の指揮ぶりは、岡本太郎の「芸術は爆発だ!」という言葉を想起させるようで、聴衆を暴力的に捩じ伏せようとするかのような演奏でした。私は必至でこの暴力と闘いましたけど・・。
 結果は小林の勝ちで、聴衆の興奮はいつもの広響とは違っていました。


 チャイコフスキーの「悲愴」を聴くのは何十年振りです。第1楽章のバスーンのppppppから、落雷が落ちたようなffffffの緊張感が楽しみでした。バスーンのpが5個くらいでしたが、そんなことは小さなことで、この曲のダイナミズムに圧倒されました。
 チャイコフスキーはこの曲の初演から9日後に死んだそうですが、自ら最高傑作と称し「悲愴」とタイトルを付けて死んでいくとは、第4楽章の消え行くようなフィナーレと重なり、なにやら暗示めいたものを感じます。


 金子三勇士については、私は知りませんでしたが、妻によると、今ブームになっているのだそうです。
 リストの超絶技巧のピアノ演奏には堪能させられました。視覚的に「魅せる」演奏でもあります。(10月にはウイーン・フィルとランランの演奏で同じピアノ協奏曲を聴きますが、ランランは一番見て楽しい演奏家ですので、期待が一層高まりました。)
 帰路、またまた偶然別の知人に出くわしたのですが、同時に(ピアノの超絶技法が)「凄かったね。」でした。

 金子は1989年生まれですから、若干22歳です。演奏後立ち居振る舞いにも初々しさがありました。




 小林が28年振りに指揮をするという記事です。
 28年前の演奏会は、ベートーベンの「合唱」で、私は合唱団の一員として加わっていました。練習のとき、随分厳しい指揮者だという印象が残っています。






















 私の座った席です。







 演奏前に、食事をすることに・・。



 広島の酒蔵を紹介するポスター。



 川沿いでロケイションは抜群です。



 



 美品御前1900円也。



 デザートと煎茶が付いてます。



コメント
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