団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

萩原麻未 広響コンサート

2011-07-07 18:28:07 | 音楽
                  萩原麻未 広響コンサート

                                          2011年7月7日(木)

 ジュネーブ国際音楽コンクール優勝記念と題して、萩原麻未の、ふるさと広島での、いわば凱旋コンサートです。

 曲目もコンクール優勝曲のラヴェルのピアノ協奏曲ト長調が演奏されます。

 当然のことながら満席で、カーテンコールも何回も続き、見かねた指揮者がオケに解散の合図を出し、やっと終演しました。


・ドビュッシー:小組曲(小舟にて、行列、メヌエット、バレエ)
 軽快で明るく、メルヘンチックな部分もあり、色彩的で楽しませてくれました。
 ただ、指揮者の飯森範親は、オケを鳴らし切っていないように感じました。

・ラヴェル:ピアノ協奏曲
 ジャズの部分と民族音楽的な部分との融合は、全く違和感がありませんでした。プログラムによると、この曲の初演が行われた1932年に交通事故に遭い創作活動がほぼ途絶えたということです。

・ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
 この曲は、舘野泉の演奏をTVで視聴したことがありますが、今回生で聞いて見て、凄い大曲だということを感じました。演奏時間は約18分ですが、スケールがデカイんです。ピアノもオーケストラも。左手だけであれだけのピアノの音量を出し続けるには、長時間は無理でしょう。ピアニストには過酷な曲だと思います。


 私は、ピアノ演奏の技巧がどうのこうのということは分かりません。ただ、萩原麻未の演奏は、乗りに乗るといった感じで、身体全体で音を出しているようでした。ペタルを踏むのが丁度良く分かる席だったのですが、上から「ドカン」と踏みつけるのにはビックリしました。


 地元広島からジュネーブ国際コンクール優勝者が出るなんて夢のようで、郷土の誇りです。


 妻が面白いシーンを見たと言ってました。
 開演前、萩原が舞台袖のカーテンから客席を覗いていたというのです。地元ですから知りあいを確かめていたのでしょうか。お茶目な性格ではないかと想像しました。




 かつては、郵便貯金ホールと言ってました。廃館にする計画もあったのですが、もったいないので広島県が引き受けました。



 隣接の地下レストランで食事をすることに。



 ヒレカツ、1380円也を注文。熱々が出てきて美味しかったです。


 当日券も少しありました。




 券の発売情報を得るのが遅くなり、右端の方の席でした。



 私の座った位置です。




 アンコールでショパンのエオリアンハープ(エチュード作品25-1)が演奏されました。曲名は萩原が述べたのが聞こえなかったのですが、コメントで教えてくれた方がいました。(謝謝)



 花束等のプレゼントがいっぱい・・。







・2011年7月5日、広島市中区ALSOKホール。
 飯森範親指揮広島交響楽団
 ピアノ:萩原 麻未
コメント (2)
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