戦前の戦争立法
2016年1月12日(火)
戦前の戦争立法
・治安維持法
・国防保安法
・軍機保護法
治安維持法は、最高死刑と改悪されたうえ、対象が無限に拡大され、主権在民と侵略戦争反対を掲げた勢力は徹底的に弾圧されました。逮捕者10万人、送検された者7万5千人、拷問等による虐殺・獄死は1,700人近くに及びます。
国家神道が強制され信教の自由を迫害し、教化教育で「お国のために血を流す」ことが無常の美徳とされました。
国家総動員法は「国防目的達成の為国の全力を最も有効に発揮せしむる様人的及物的資源を統制運用する」ものとし、強制徴用はじめ人も物も全て戦争優先に国家が取り上げました。
こりゃ、「個人の尊厳」なんて、一かけらも認められていませんね。
「尊厳」→とうとくおごそかで、おかしがたいこと。(広辞苑)
つい、70数年前の日本は、こんな時代だったのですね。
ヤベー首相が「一億総活躍社会」と言っていますが、何やら「国家総動員法」を想起するようになります。最も、日本の人口は1億2千万人なので、2千万人の中に私は入りたいと思います。ただ、それは許してくれないのですね。許してくれないからには、そのような世の中を拒否するために行動を起こすしかありません。