腸寿④
2016年3月25日(木)
「『長寿』を高める生活習慣」の4回目(最終回)です。
① 腸内細菌は、遺伝子解析によって、5万種、1,000兆個もいるということがわかってきました。
② 腸の健康を保つと、あらゆる病気にかかりにくくなり、長寿を導くことになります。
③ 腸の健康を保つためには、腸内細菌を味方につけることです。
④ 腸内細菌を味方にする方法は、
(ア)腸内細菌のエサである食物繊維やオリゴ糖を多く含む野菜、豆腐、穀類などの手作りの食品や発酵食品を積極的に摂ることです。
(イ)腸内細菌の働きを抑える保存料や食品添加物が入った食品の摂取はできるだけ避けることです。
(ウ)活性酸素は腸内細菌を弱めますので、活性酸素を抑える「抗酸化物質(フィトケミカル)」を含有する色のついた野菜や果実、ニンニクやキノコ類を毎日摂るように努めることです。
(エ)腸内細菌がいやがる白米や精製した小麦粉で作ったパンなどをあまり摂らないことです。
腸内細菌が、 1,000兆個!って、超凄い! 1,000,000,000,000,000個(日本の借金が約1,000兆円ですので、覚え易いです。→こちらの方は超恐い。)この宇宙には沢山の銀河があり、大きい銀河は100兆の星があると言われています。私達の腸内は正に、宇宙を成していると考えて良いですね。「星と細菌の大きさは超違うじゃないの」と思うことなかれです。宇宙誕生のビッグバンは無から始まったと言われています。そして、それが、(人間の知覚能力からすると)無限に大きくなったのであります。つまり、1,000兆個の腸内細菌にも、∞の可能性があると思う訳であります。
因みに、人間の身体の細胞の数は37兆と言われていますので、腸内細菌の方がはるかに多いのであります。