核兵器禁止条約 交渉開始を決議
2016年10月29日(土)
この歳(来年70歳)になると、新たな経験はあまりなさそうに思うのですが、新しい経験をしました。核兵器禁止条約の交渉を開始する議決に日本政府が反対したとの報道に接した時です。
あまり、感情も高ぶらずに、スルスルという感じで涙が頬を伝わりました。これまでの私であれば、怒り狂うことはあっても、涙が出るなんてことはありませんでした。きっと、死期を知った時も涙が静かに流れるのではないかと思いました。(どうも文章に脈絡がありません。)
日本政府が反対した理由は、「核保有国と非保有国との間の対立を助長する」ですが、全く理解不能です。交渉しようというのですから、正々堂々と自らの主張を述べれば良いだけです。それぞれ主張を述べ議論することが、なぜ対立になるのか、脳味噌がトコロテンのようになっているとしか思えません。
反対は、米国等の核保有国が中心です。結局、核大国が核の力で、世界支配を続けたいということでしょう。あの北朝鮮は賛成しています。核を所有していても、米国との差は歴然としていますので、禁止になれば、相対的に力関係が上回るというリアルな発想でしょう。
ヤベー首相の「核兵器のない世界を必ず実現する」ですが、これは、偽りとしか思いようがありません。誰かから、「ペテン師野郎」とヤジが飛んできそうです。