これぞ国難
2017年11月20日(月)
安倍晋三内閣総理閣下は、北朝鮮情勢を盛んに持ち出して、「国難」を突破する選挙だと、喚きたてました。
北朝鮮の核・ミサイルが脅威で「国難」と言うのであれば、原発の再稼働なんかしないでしょ。ミサイルを落とされたら、一体どうなんの?ってことです。「国難」という言葉は上っ面だけと思われても仕方ありますまい。
余談ですが、安倍氏は、先のトランプとの会議において、北朝鮮には今は最大限の圧力をかける時だと、強調しました。しかし、最近の情勢をみると、なにやら、北とアメリカとの対話が持たれるような雰囲気であります。「梯子を外され」ましたですね、という感じがします。
衆議院選挙の投票率が 53.7% ということです。私ゃ、これこそ国難と思いますです。何故って、民主主義の基本である有権者の声が十分に反映されない政治になるからです。
投票率が低いということは、かねてより指摘されていますが、私には政府が有効な手立てをしていないのではないかと思います。本気で投票率を上げようと思うのであれば、あれだけ優秀な役人がいる訳ですから、何らかのアイディアを出すでしょう。政府の本音は投票率は低い方が良い、つまり政治に関心が低い方が良いと考えているのではないかと、私は思っているのであります。
選挙の投票通知です。投票者には宝くじ券を差し上げますという制度にしたら! もちろん、冗談です。でも、そういうアイディアが出たことがありますよ。(笑い)
我が広島一区では立候補者は二人。結果も決まっているので、そういう意味でも関心が薄れます。
私は、国民に関心のある事項について、併せて国民投票をしたら良いのではないかと思います。例えば、①脳死を認めるべきか否か、②選択制夫婦別姓を認めるべきか否か、等々。
投票所です。7時少し前に行きました。7時に投票開始の合図として、拍子木を叩くんです。ローテクでありますが、電気がなくてもOKです。故障もないですね。
これは、投票箱の中に何も入っていないことを、投票人に確認してもらっていることです。
11月12日には、広島県知事選挙が行われました。この選挙も結果は分かっていました。投票率31.97%。
総選挙の時は、マスコミはある程度取り上げましたが、県知事選では次元が違うほど取り上げませんでしたよ。くだらない番組はやめて、選挙一色にしても良いのじゃなかろうかと思います。
再度繰り返しますが、投票率を上げる取組みが本気じゃありませんです。
選挙に無関心→投票率の低下→選挙に無関心 このスパイラルになっていますです。