広島交響楽団第375回 プレミアム定期演奏会
2017年11月23日(木)
11月14日、広島交響楽団の演奏会へ行って参りました。いきなり、trouble!でした。何と、チケットを忘れたことに気付いたのです。
HBGホールです。
当日のチケット売り場です。気付いたのはこの直後でした。全てのポケットをまさぐっても、チケットが無い!慌てて、wifeにTELすると、忘れていました。無くしたのではなくて、良かった!
今回の演奏会は、バルトークの管弦楽のための協奏曲を聴きたいので、行くことにしたので、取りに帰ることにしました。ヤレヤレ!
指揮者:ハンス・リントゥ
ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ
再びホールに辿り着くと、既にチャイコフスキーが始まっていました。スタッフが、子どもルームへ案内してくれました。写真では分かり難いのですが、ガラス越しでスピーカーで聴くんです。なんとも、表現が難しい奇妙な感覚でした。また、全く集中して聴くことができませんでした。
アンコールで2曲演奏がありました。
休憩中のロビーです。
楽友二人と会いました。近く楽友仲間へ忘年会を呼びかける予定です。
バルトークの管弦楽のための協奏曲は、オケにとって難しい曲と思います。CDでは分からないのですが、分奏があるし、パートのソロもあるし、同じパートで違う演奏をする場合もあるし、この音どの楽器で鳴らしてるんだというような奇妙な音も出します。
全体的に暗い曲です。これは、第二次世界大戦中に作曲されたことと無縁ではないでしょうし、バルトークが亡命中のアメリカで苦しい生活をしていたことも当然影響があったと思います。
訴える力の強い曲と思います。抑制的ではありますが、腹の底から響かせるような楽曲です。最近のTVの解説によると、ヒトラーを皮肉った楽曲もあるということでした。また、一筋の明るさを感じるような部分もありました。今後聴く機会はないかも知らないと思い、集中して聴くことができました。ブラーヴォーです。広響のアンサンブル力は一流と思いますですよ。
当日のオケのメンバーです。いつもになく、ヴィオラが充実していました。帰りに井形事務局長に「ヴィオラに活が入っていましたね。」と言うと、最近団員が増員になったんですって。良い影響があったのかな!?
翌日15日には、大阪のザ・シンフォニーホールで同じ演奏があったんですよ。
私の神戸に住む楽友が聴きに行き、感想をメイルしてくれました。一部引用します。
「明るく 爽やか 広島響の大阪公演を聴きにきました!ストラヴィンスキー「葬送の歌」 Op 5 初めて聴きました😍チャイP1も軽快なサウンドでアンコールも2曲。熱演のバルトークが終わったのが 21:15過ぎ。巧みな木管群の饗宴には圧倒されました。パリ管を聴いているような非常明るいサウンド。。勿論、ほぼ満席でブラヴォーが飛び交う熱演。やっぱ、生のサウンドは最高です。」
「パリ管を聴いているような非常に明るいサウンド」とは、お世辞でしょうか・・。ただ、広島の者としては嬉しいことです。