~ 大学入試センター試験を難易度別に2種類にする検討を、独立行政法人「大学入試センター」が始める。新しい学習指導要領で学んだ高校3年生(現在の中1)が受験する2016年1月実施が目標になる。えり好みさえしなければ誰でも大学に入れる「全入時代」が迫り、受験生の学力の幅が広がったことなどから、1回1種類のセンター試験で学力をつかむのが難しくなったためだ。 ~
学力不足の高校生を作り出したのは誰だろう。
もちろん、特定の誰かの責任を糾弾して解決する問題ではないし、自分も当事者のつもりで仕事はしているつもりではある。
しかし、「ゆとり教育」はじめ、いろんなことをやれと言われて現場の教員ははたらいている。
自分らの施策のせいでおバカちゃんを多数作り出しておいて、こんどは試験を簡単にする?
学力の幅が広がった、つまり今のセンターの問題だと全然点数をとれない子が増えすぎたということだ。
だったら、試験を簡単にするのではなく、点をとれる力をつけるためにみんなでなんとかしていこうという方向性で考えることなんじゃないのか。
そうでなかったら、なんのために指導要領? なんのための大学受験? そこまでして大学に入れてあげないといけないの? という思いを抱くのはおれだけではないと思うけどなあ。