3年生は先週に続いて模擬試験。
朝から夕方までの理系組は、ほとんど練習できなかった。
これからも放課後の講習や模試などで、みんなそろって練習できる日は少ないから、一日一日を大事にしていくしかない。
監督しながら「人はじぶんのものでないものを占有しようとすると、逆に占有されてしまうのである」という文を読み、なんかすごく納得した。
お金、仕事、土地、家、おいしいもの、衣服、色恋、家族、何を想像してみてもあてはまりそうだから。
お金がほしいと思えば思うほど、それにふりまわされるようになる。
義理人情をかいてしまったり、筋のよくないお金までほしくなってしまったり。
異性がほしいときの振り回され方なんか、ほんと身にしみてイメージできるし。
金賞も同じだ。
大きな目標であり、徹底的に執着していきたいが、そのあまり自分を見失わないように気をつけないといけない。
自由も、それを手に入れたと思ったときには、気をつけないといけない。
大学生になってふらっと海に行ける程度の自由を、本質的な自由と勘違いしてしまう。
目先の自由を行使したいと思うあまり、もっと価値ある自由を手に入れるための努力をする時間を浪費すべきではない。
まあ、でも理屈はそうだけど、わかっててふりまわされてしまうのが人間なんだけどね。
年をとっても、それは変わらないです。恥ずかしいくらいに。