水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

県民の日

2013年11月14日 | 日々のあれこれ

 昨日の放課後はバンドレッスン、そのあとにアンサンブルをみていただいて、終わったのが10時、メンバーとコンビニに買い出しに行く。
 平日にある貴重な休日は、アンコンメンバーのみのプチ合宿だ。
 11月14日は、埼玉県民の日でお休みなのです(と、あたかも県外にも多数の読者がいるように見栄張ってみた)。
 遅い夕飯のあと、通して時間を計ってみる。いまのテンポ感ではぎりぎりだった。
 そのあと、日曜に演奏する曲をアンコンメンバーだけで合奏してみて、スタンドプレーなどを突貫工事で決める。
 深夜に合奏してると、その昔合宿にOBが遊びにきて、よし2時から合奏! はいっ! ってやってた時代を思い出したが、若かったなあ。
 遅くなってしまったが、それでも朝普通に目覚めてしまうのは、若さではなく年取ったからだ。
 シャワーをあびて、セブンイレブンのふんわりハムチーズマヨとコーヒーが朝食。
 お休みなので、ネクタイもしなくていいし、週刊文春をひらきながら誰もいない職員室の机でのんびり朝食をとれるのは、幸せな時間だ。
 他のメンバーが登校してくる。
 午前の個人、パート練習のあと、レッスンで直してもらったことの確認を中心にした合奏。
 午後は、スタンドプレーや、踊り子さんの出るタイミングを決める合奏。
 さくさくっとだんどりしたかったが、いかんせん曲が吹けてない。
 正直難しい曲ではない。でも譜面の音が出ない。吹き方に関する注意も、毎日同じようなことばかりになってしまう。音符をおいながら口先だけの演奏になっている部分もあって、楽器がなってこない。
 もう少しなんとかならないものかと思っているうちに時間はすぎ、肉体もつかれてくる。
 今月の企画は欲張り過ぎだったかなと思い、居残りの子を送りながらちょっと愚痴ったら、でも先生いろいろあった方が楽しいですよ、と言われて少し立ち直った。
 そうだな。それに失敗したって命までとられるわけではないし。
 うまくやりたい気持ちをほりさげてみると、その中には俺自身がいいかっこしたいからという部分も混じっているはずだ。 
 そんなのは忘れて、思い切っていい経験させてあげたい。いい経験になるはずなんだよ。だからもっとくらいついてほしいんだけどなあ。
 全身で表現した方が絶対楽しいはずだ。そのために、手を変え品を変えやっているつもりだけど、思うようにならない、ていうか自分の力不足なのがはがゆい。
 「世の中は楽しいことばかりではない、そんなとき諦めない人間になるためにも勉強は大切なのです」という主旨の文を学年だよりに書いてしまった手前、あきらめるわけにはいかない。

コメント (2)
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