3学年だより「ワクワクタイム」
トレーニングをする。重いバーベルを挙げる。3回、4回、5……、だめだ。
限界だ、これ以上挙がらないというポイントが訪れる。この時点で迎えたのは精神的な限界だ。
身体的限界には実は達していない。身体的限界よりも精神的な限界が先に訪れるように、人は設計されている。そうしないと、身体が壊れてしまうからだ。
もうだめ、もたない、しぬ……と思ってから、人間はけっこうがんばれる。
全力で走ってもう一歩も動けないと思っても、こわい先輩に叱られれば、もう一本くらいは走ってきたのではないだろうか。もしくはかわいい子に、「がんばって!」と言われたらいけるのではないだろうか(イメージでしかないが)。
筋肉に負荷をかけて、ある程度の筋破壊を行うと、回復するときに前の筋力より一回り大きくなる、これを超回復という……、という原理はみなさんの方が詳しいだろう。
自分を一歩成長させるには、「限界だ」と感じた後に、もうひと踏ん張りしてみることだ。
だいぶガソリンが減ってるけどまだ大丈夫だろう、もう少しいける、そろそろ給油しないといけないが面倒だから明日にしよう……、しまったエンプティランプ(給油警告灯)が点きっぱなしだ、どこかで給油しよう、やばい、こんな時に限ってガソリンスタンドが見つからない……、というような経験が、車を運転する多くの人にある。
ランプが点いた時点で、準備不足ではあるのだ。
ただし、物事というのは、予定どおりにすすんでいくものではない。
エンプティランプが点くか点かないかぐらいの時点でほどよく給油しようと皆考えている。
しかし気づくととぎりぎりになっているものだ。それが基本形だと思えばいい。
みんなの中には、高校に入学した時に、よし大学入試ではがんばろう、一矢報いてやろうという気概で高校生活をスタートさせた人もいることだろう。
しかし、今はどうか。こんなはずじゃなかった、もう少し早めにがんばるつもりだった、自分で自分にあてがはずれたと感じている人も正直いると思う。
人間というのは、そう簡単には変わらない。高校入試から3年経って人間がガラっと変わったという例はそんなにはない。しかし、本質は変わってはいなくても、気持ちの持ちようや、ちょっとした工夫で、いい方向へ向かっていくことはできる。
大人になればわかるが、仕事では、予定通りに進んでいく方がむしろまれだ。
何事も、ずっとベストの状態で取り組めることなど、まずない。
ランプが点いてしまった時はしょうがないのだ。反省してる暇に走り続けよう。
ウルトラマンも、ランプが点いてからが勝負ではないか。
ひやひやしながらクリアしていくところがまた楽しいのだ。
すべてが準備万端で、予定調和の人生よりも楽しいかもしれない。
万が一ほんとにエンストしてしまったところで、命までとられることはない。
エンプティからが本当の闘いだ。カラータイマーが鳴ってる今こそワクワクタイムだ。
トレーニングをする。重いバーベルを挙げる。3回、4回、5……、だめだ。
限界だ、これ以上挙がらないというポイントが訪れる。この時点で迎えたのは精神的な限界だ。
身体的限界には実は達していない。身体的限界よりも精神的な限界が先に訪れるように、人は設計されている。そうしないと、身体が壊れてしまうからだ。
もうだめ、もたない、しぬ……と思ってから、人間はけっこうがんばれる。
全力で走ってもう一歩も動けないと思っても、こわい先輩に叱られれば、もう一本くらいは走ってきたのではないだろうか。もしくはかわいい子に、「がんばって!」と言われたらいけるのではないだろうか(イメージでしかないが)。
筋肉に負荷をかけて、ある程度の筋破壊を行うと、回復するときに前の筋力より一回り大きくなる、これを超回復という……、という原理はみなさんの方が詳しいだろう。
自分を一歩成長させるには、「限界だ」と感じた後に、もうひと踏ん張りしてみることだ。
だいぶガソリンが減ってるけどまだ大丈夫だろう、もう少しいける、そろそろ給油しないといけないが面倒だから明日にしよう……、しまったエンプティランプ(給油警告灯)が点きっぱなしだ、どこかで給油しよう、やばい、こんな時に限ってガソリンスタンドが見つからない……、というような経験が、車を運転する多くの人にある。
ランプが点いた時点で、準備不足ではあるのだ。
ただし、物事というのは、予定どおりにすすんでいくものではない。
エンプティランプが点くか点かないかぐらいの時点でほどよく給油しようと皆考えている。
しかし気づくととぎりぎりになっているものだ。それが基本形だと思えばいい。
みんなの中には、高校に入学した時に、よし大学入試ではがんばろう、一矢報いてやろうという気概で高校生活をスタートさせた人もいることだろう。
しかし、今はどうか。こんなはずじゃなかった、もう少し早めにがんばるつもりだった、自分で自分にあてがはずれたと感じている人も正直いると思う。
人間というのは、そう簡単には変わらない。高校入試から3年経って人間がガラっと変わったという例はそんなにはない。しかし、本質は変わってはいなくても、気持ちの持ちようや、ちょっとした工夫で、いい方向へ向かっていくことはできる。
大人になればわかるが、仕事では、予定通りに進んでいく方がむしろまれだ。
何事も、ずっとベストの状態で取り組めることなど、まずない。
ランプが点いてしまった時はしょうがないのだ。反省してる暇に走り続けよう。
ウルトラマンも、ランプが点いてからが勝負ではないか。
ひやひやしながらクリアしていくところがまた楽しいのだ。
すべてが準備万端で、予定調和の人生よりも楽しいかもしれない。
万が一ほんとにエンストしてしまったところで、命までとられることはない。
エンプティからが本当の闘いだ。カラータイマーが鳴ってる今こそワクワクタイムだ。