水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

合同練習

2020年11月23日 | 日々のあれこれ
 和光国際さんに出かけ、年末のジョイントコンサートに向けての合同練習。
 無観客開催の予定だから、お互いの演奏を聴き合い、交流しあう会ということになるだろう。
 それでも、他校の生徒さんとの練習は、圧倒的に勉強になる。
 同じ吹奏楽部といっても、5校集まれば5校分の文化のちがいがある。
 幸いにして本校の部員達は、いい意味で純粋だから、ちがうものに触れた時、すぐに受け入れられる。
 優柔ではなく寛容なのだ。女子のみなさんに何か言われたら直立不動で言うことをきく。顧問はその筆頭だ。
 結果、自分たちの活動を相対化できる。
 他校さんとの交流は、技術面の交流以上にこれが大きいような気がする。
 そして仲間の存在を知ること。仲間になれること。
 それが30人でも100人でも、一つの部活動が閉ざされた状態で活動し続けると、どんなに上手に運営されていても煮詰まってしまうことはある。しかもその事実に気づけなくなる。
 おそらく吹奏楽という文化部にかぎらないと思うが、他校さんと交流することで、そのことだけで解決する問題もある。
 運動部で、繰り返し練習してもできなかったプレーが、練習試合一つするだけで、あっけなくできるようになることもあるのではないだろうか。
 虚心に異文化と触れて相手を知ることは、自分を知るためにこそ必要なのだ。
 あっ、これ小論文のネタになる。メモしておこう。
コメント
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