第四段落(15)
15 ニーチェの予言から一世紀。〈 結果 〉は、だれもが読者であり続けただけでなく、今後は、だれもが著者になる時代となるだろう。〈 だれもが公表できるという事態 〉は、いったい今度は何を腐敗させてしまうことになるのだろうか。
ニーチェの予言
近代 誰もが読者になる → 精神 … 腐敗
↓
現代 誰もが著者になる
∥
だれもが公表できる事態
↓
何を腐敗させるだろうか
Q26「結果」とは何の結果か。簡潔に記せ。
A26 近代化が進んだ結果。
Q27「だれもが公表できるという事態」とあるが、筆者は何を危惧しているのか。
A27 人間の公と私の境が完全になくなってしまうこと。
Q28「ネットが崩す公私の境」とはどういうことか。
A28 インターネットの普及によって、現代社会においては、公と私との境界線が曖昧になってしまうということ。
前近代 限られた者しか読者になれない時代
↓ 活版印刷術の発明
近代 だれもが読者になれる時代 自我の成立
限られた者しか著者になれない時代
↓ インターネットの普及
現代 だれもが著者になれる時代 自我境界のあいまい化
↓
肥大化した自己が垂れ流しになる事態
15 ニーチェの予言から一世紀。〈 結果 〉は、だれもが読者であり続けただけでなく、今後は、だれもが著者になる時代となるだろう。〈 だれもが公表できるという事態 〉は、いったい今度は何を腐敗させてしまうことになるのだろうか。
ニーチェの予言
近代 誰もが読者になる → 精神 … 腐敗
↓
現代 誰もが著者になる
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だれもが公表できる事態
↓
何を腐敗させるだろうか
Q26「結果」とは何の結果か。簡潔に記せ。
A26 近代化が進んだ結果。
Q27「だれもが公表できるという事態」とあるが、筆者は何を危惧しているのか。
A27 人間の公と私の境が完全になくなってしまうこと。
Q28「ネットが崩す公私の境」とはどういうことか。
A28 インターネットの普及によって、現代社会においては、公と私との境界線が曖昧になってしまうということ。
前近代 限られた者しか読者になれない時代
↓ 活版印刷術の発明
近代 だれもが読者になれる時代 自我の成立
限られた者しか著者になれない時代
↓ インターネットの普及
現代 だれもが著者になれる時代 自我境界のあいまい化
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肥大化した自己が垂れ流しになる事態