折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

ラナンキュラス、春美人

2009年04月02日 22時33分44秒 | 春分
           □ ラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)
       キンポウゲ科キンポウゲ属の半耐寒性多年草(球根性一年草)
       学名でもわかるように、西アジア(トルコ辺り)の原産です。

◇ 三年前の春、この花を園芸店で見かけました。
  きれいな女性に見とれてポワ~ンとなって、つまづいてしまうようでした。
  園芸店で見かけるまで全く知らなかった花、それが「ラナンキュラス」です。
  それでもあまりメジャーじゃないみたいなところが、良いのかよくないのか。

     
        □ どこまでも白に近いクリーム色だと思います。

◇ 不格好な球根からは、こんなきれいな花が咲くとは想像もできません。
  私の好きなバラのような花の咲く品種の球根も、こんな田舎にはありません。
  黄色だけは、好みに合うからと植えましたが、庭のどこにも見当たらなくて。
  今年の花は、早春に店頭に並んだポット苗を購入したものばかりです。

     
        □ 黄色を撮るときばかり、春風が舞いました。

◇ バラが好きな私のことですから、花びらの数の多い、淡い色合いがほとんど。
  バラの冬剪定後の殺風景な庭、一足先に春の暖かさ、麗しさを呼び込みます。
  そして、早春の他の花達が咲きあがって来ても、色彩の存在感はさすがです。
  色彩ばかりじゃなく、バラのような花の姿に、一種の虜になっています。

     
               □ 2009年4月1日朝

     
               □ 2009年4月2日夕方
                 左下から時計回りに
                 開花のステップがわかります。

◇ キンポウゲ科の花は、季語になっているものが多いのに、この花は…なし。
  園芸種というか栽培種は、俳句では詠んでもらえないというわけでしょうか。
  「花金鳳花」(はなきんぽうげ)ちょうど七語なのに…日本人は冷ややか!?
  そんな不満もどこ吹く「春風」とばかりに「春美人」は凛として佇んでます。

     
        □ 春の庭に欠かせない花になってしまいました。

     (追記) これで500回になります。
          ここにいらして、見て、読んで下さって、コメントまでも。
          暖かく励まし続けていただいた賜物です。
          感謝の気持ちでいっぱいです。

          向かい合う気持のリセットはしましたが、
          装いは、ちっとも新たになっていませんね。
 
 
コメント (10)
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