折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

ハナニラ、赤紫の五つ星

2009年04月08日 22時02分58秒 | 清明
               □ ハナニラ(Ipheion uniflorum)
                 ユリ科ハナニラ属の耐寒性多年草

◇ あれは三月の下旬のある朝、北側の貝塚の樹の下に見つけた一番星。
  それが日に日に数を増していって、今では夜空の星よりもにぎやかそう。
  いつも決まって、四月に入ると一気に咲いて、これもわが世の春なんだと。
  十年くらい植えっぱなし、自家中毒も起こさず、きれいに群れて咲きます。

     
               □ Spring Starflower

◇ 三年ほど前に、園芸店で赤紫色のハナニラの球根を見つけて植えました。
  今年は五つ星になって、目立たない場所ですが、アクセントになっています。
  昨年の暮れに、ハナニラ(花韮)の傍にバラの苗をいくつか植えました。
  そのときに少し間引きしましたので、今年は花の数が減ってしまいました。

     

     

     

◇ こんな涼しげな色でさえ、暖かく感じるこの頃、最高気温も21度に達して。
  バラを始める前には、花の少ないこの辺り一帯でも咲く順番がありました。
  スイセン、ハナニラ、そしてハゴロモ・ジャスミン…。
  花の春も、これを合図にどんどん佳境に入っていきます。

          

◇ そして今日4月8日は、俳人高濱虚子(1874-1959)の命日「虚子忌」です。
  正岡子規の弟子だけあって、心に染みる句がいくつかあります。
  春の俳句を三句拾ってみました。
  今夜は桜餅を一ついだだきましたが、一人で食べてもどうも…。

   
   (tre poesie di oggi)

        三つ食へば葉三片や桜餅        

        この庭の遅日の石のいつまでも

        いかなごにまづ箸おろし母恋し
                              高浜虚子 

   ☆☆☆ クレマチス、この頃 ☆☆☆

     
        □ クレマチス・モンタナ系「ブロウトン・スター」
           (Clematis montana 'Broughton Star')
         「ボチボチ」でも咲くことは咲く、よくわかりました。

     
      □ 隣で咲き始めた花びら(萼片)、一枚だけ開いてます。
        つまり、一枚ずつ「開花」していく「習性」なのでしょう。

     
コメント (4)
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