折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

ムスカリ、遠慮がちな彩り

2009年04月07日 23時45分01秒 | 清明
        □ ムスカリ(Muscari)ユリ科ムスカリ属の耐寒性多年草
          北側、黄色のチューリップと対角線の右下、確かに地味。

◇ 春霞の空の下、穏やかな昼下がり、桜の花がはらはらと散っていました。
  今年の桜は満開になってからの花もちが、観測以来最長だったとか。
  桜咲く束の間の春を惜しむ気持ちは、心なしか年々強くなっているようです。
  来年は天守閣のある桜の風景を楽しみたいものです…熊本、松山あたり。

   
   (una poesia di oggi)

       久方の光のどけき春の日に
               しづ心なく花の散るらむ     紀友則

     
      □ 今日は車で通勤、帰り道の家まであと5分の三叉路。

◇ さて細短い(!?)東側の通路沿い、このところひそやかに咲いているムスカリ。
  昨春からほとんど放置したままでしたが、何とか咲いてくれました。
  水仙の緑が濃くて圧倒されそう、もう少し幅をもたせた方がいいのかも。
  いずれにしても、やや「作り物風」でも群生の方がこの花の魅力だと思います。

     
       □ 最もオーソドックスな「ムスカリ・アルメニアカム」
               (Muscari armeniacum)
         タイトル画像のムスカリも、この品種です。

    

    

    
      □ 通路沿い、寄せ植え、水場、今日のムスカリ、様々な姿。
        (左下は、ヒヤシンスかもしれません、葉っぱの形から…)
  
◇ 狭い庭の主役を張るには、ムスカリの花は、いかにも地味過ぎます。
  少なくとも、見下ろして歓声を上げるほどの花でもないような気がします。
  それでも、庭にあれば、地面すれすれのところの春を感じることができます。
  一度育ててみると、春を待ちこがれる気持ち≒ムスカリの花の姿なのです。

     
        □ サンゴ礁の海の色、輝くようなムスカリ。
          スレンダーなチューリップとお似合いです。

   ☆☆☆ クレマチス、この頃 ☆☆☆

     
        □ クレマチス・モンタナ系「ブロウトン・スター」
           (Clematis montana 'Broughton Star')
          今日は、75%も(!?)咲いてみる気になったようです。
          開花が、昨日より花びら(萼片)一枚分進みました。
          こんな「ボチボチ」の花、初めてです。


コメント
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