折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラ、一番花 №35 ~ コントゥ・ドゥ・シャンボール ~

2010年05月17日 23時38分17秒 | 立夏
                                        □ コントゥ・ドゥ・シャンボール
                                (Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)


◇ 「なじかは知らねど心わびて」は音楽の教科書「ローレライ」の冒頭ですが、このバラに惹かれたわけ(なじか!? Ich weiss nicht was…)を全く憶えていません。
  おそらくバラの図鑑か何かでインプットされて長く記憶に残ってたんでしょう、バラを始めた頃に庭で最初のオールド・ローズとしてやってきました。
  さわやかさがにじみ出てくるようなピンク(Medium Pink)の優しさと整った花の姿がマッチしているさまを、間近にご覧になっていただきたいバラです。
  150年前にフランスで育種されたバラ、その頃と変わらぬ19世紀の香りを乗せて ~ それだけで顔(私の)に似合わずロマンを感じてしまいます。


          
           □ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント(ER)とともに。


          
               □ 赤い蕾は、L.D.ブレスウェイト(ER)です。


           
                    □ 芍薬も咲き始めました。


          
               □ シャクヤク (芍薬 Paeonia lactiflora) 
                    ボタン科ボタン属の多年草


           
           □ 西洋アジサイ「アナベル」に花芽が見えて来ました。


          
          □ これが最終的にはクォーター・ロゼット咲きになります。
 
 
  
          

          (una poesia di oggi)

            ローレライ  Die Lorelei 

                             原詞 ハイネ    H. Heine 1797-1856
                             作曲 ジルヒャー F.Silcher 1789-1860
                             訳詞 近藤朔風        1880-1915

          なじかは知らねど 心わびて
          昔の伝説は そぞろ身にしむ
          寥しく暮れゆく ラインの流
          入日に山々 あかく栄ゆる

          美し少女の 巖頭に立ちて
          黄金の櫛とり 髪のみだれを
          梳きつつ口吟む 歌の声の
          神怪き魔力に 魂もまよう

          漕ぎゆく舟びと 歌に憧れ
          岩根も見やらず 仰げばやがて
          浪間に沈むる ひとも舟も
          神怪き魔歌  謡うローレライ

 
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バラ、一番花 №34 ~ L.D.ブレスウェイト ~

2010年05月17日 23時06分36秒 | 立夏
                                           □ L.D.ブレスウェイト
                                   (L.D.Braithwaite S 1988 D.Austin England)


◇ 情熱のバラ、赤いバラにはそんなイメージが先に立ちますが、それはぎっしり集まった場合で、庭にポツリと咲くバラにはむしろ大人の落ち着きを感じます。
  庭に咲いているバラの中ではまさに真っ赤、真紅とはこんな色を指しているんでしょうが、クリムズンと一言で片付けるには不思議な色合いにも思えます。
  3年前に庭にやってきて着実に生長してきたバラ、花も株立ちも質量ともにほぼ充実の一途、丈夫なバラの代表みたいなものです。
  右近の桜、左近の橘ならぬ、左にザ・ダーク・レディ、右にL.D.ブレスウェイト、四季咲きの赤いバラをリビングから見えるところに…ささやかな夢が叶いそうです。


          
             □ クイーン・オブ・スウェーデン(ER)の隣りです。


          
                  □ このバラは一輪で咲きます。


          
                □ 少し開き加減の蕾も好いですよ。


           
          □ ピンクとクリムズン、お互いに単調にならないように…。


          
               □ 夕方にはずいぶん咲き進んでいました。
 
 
 
 
 
 
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バラ、一番花 №33 ~ ザ・ダーク・レディ ~

2010年05月17日 22時22分35秒 | 立夏
                                           □ ザ・ダーク・レディ
                                    (The Dark Lady S 1991 D.Austin England)

◇ いよいよ期待の赤いバラの登場、どれだけ待ちわびたことか…。
  なんだか「VIP」扱いですが、これまでの2年間ずっと不調で、この冬に掘り返したら根っこがほとんどなくて(根腐れ)、愕然としました。
  地植えの土をそっくり入れ替えてほこほこにして、寒肥などの肥料はぐっと少なめに、ただひたすら株の回復を待つことにしました。
  たったの一輪だけで開花を迎えましたが、ダーク・クリムズン(dark, dusky crimson)の花の色がクリアで眩しいくらいに目に映ります。


          
                                   2010年5月16日
               □ 昨日の夕刻に開花が始まりました。


           
           □ けさ、まず目にした光景、手前はハーロウ・カー(ER)。


          
            □ 復活に向けて、新芽がたくさん、うれしい限りです。


          
           □ 一番花はこれっきり、だからこその美しさなのでしょう。


          
                    □ 正面からもいいですね。


          
               □ 夕方にはずいぶんくつろいでいました。


          
             □ 一日限りの一番花、そんなバラもあるのです。
 
 
 
 
 
 
 
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バラ、一番花 №32 ~ イヴォンヌ・ラビエ ~

2010年05月17日 21時27分10秒 | 立夏
                                                         2010年5月16日 
                                          □ イヴォンヌ・ラビエ
                                   (Yvonne Rabier Pol 1910 F.Turbar France)

◇ 数年前から午前中いっぱいの日当たりの良いところに置いている鉢植えですが、うっかり開花を見逃していました。
  購入時のラベルにオールド・ローズとありましたが、これはポリアンサ・ローズに分類されてます。
  もっともデータではこのバラが世に出て100年、私情としてはオールド・ローズでも一向に構いません。
  ブログ友のmilkyさん(ポリアンサ・ローズ大好き♪)にも触発されて、愛らしくも清楚な純白のバラに百や二百は下らない花を期待しています。



          
                                   2010年5月16日 
                     □ 純白のバラです。


          
                                   2010年5月16日
              □ いろんなところに万遍なく蕾がつきます。
  
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