折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラ、一番花 №45 ~ ティー・クリッパー ~

2010年05月20日 22時50分50秒 | 立夏
                                           □ ティー・クリッパー
                                     (Tea Clipper S 2006 D.Austin England)

◇ バラの品種選びの判断基準は、まずは自分にとってその花が魅力的かどうかですが、加えて品種名にインスピレーションを与えられることがあります。
  名前そのものの語感に加えて、その由来にも思いをはせるわけですが、ティー・クリッパーもそう、19世紀のイギリスの帆船「カティサーク」のことを思い出しました。
  スエズ運河がなかった時代、中国の一番茶をインド洋、大西洋を抜けてイギリスへの輸送の速さを競った帆船、風を受け波を切り裂き進むその勇姿のイメージ。
  バラの方も同様、爽快なアプリコットカラーのロゼット咲きにはティー香がうっすらと漂い、5月の庭の一角に清々しさと充実感がもたらされたように感じました。


               
                   □ さっぱりとした大輪の花、爽快なバラです。


                
                   □ 昨年は鉢植えで大した花をつけなかった株。
                     地植えにしたら、勢いが変わりつつあります。


                
                □ もしつるバラのように伸びたら、アーチにからめます。
 
 
 

  
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バラ、一番花 №44 ~ クレア・オースチン ~

2010年05月20日 22時06分36秒 | 立夏
                                           □ クレア・オースチン
                                     (Claire Austin S 2007 D.Austin England)

◇ つるバラを楽しみたいと考えた昨年の夏、目に留まったのがクリーミー・ホワイトのカップ咲き、まっすぐに伸びてまんまるの花がコロンと枝垂れて咲く姿でした。
  昨シーズンが初咲き、クリーム色のかすかな濃淡が繊細で、同心円状にほぼ完璧に重なり合う花びらに、わっと歓声を上げた一年前の記憶が甦ります。
  秋の入り口の9月下旬に咲いた花は、咲き始めがレモン・イエローで次第に淡いクリーム色に変化して、夕暮れ時など辺りに幻想的な雰囲気が漂っていました。
  雨の中での開花、濡れてかわいそうとはこちらの勝手な想像、いちいち雨風を気にしては生き延びることなどできやしない、植物の強かさを垣間見る思いです。


               
                   □ 細いシュートにうなだれたように咲きます。


                
                   □ ティー・クリッパー(ER)と隣り合っています。


               
                 □ 庭の北東側、アーチに向かわせようと考えてます。
 
 
 
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