今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

大規模災害時に車を乗り捨てる場合

2025年01月13日 | 防災・安全

ロスの大規模山火事の現場で、路上で乗り捨てられた車が邪魔で消火などの緊急車両が通行できない状況になっていて、
これが山火事を広げてしまっている。

すなわち自家用車で避難した人たちが道路に溢れて渋滞し、そこに火の手が迫ったため、車を乗り捨てて避難した。
それだけなら問題ないのだが、皆、車を駐車モードにして(タイヤが固定され)、キーをはずしてそのキーを持ち帰ったため、通行の邪魔をして動かせない車が道路に溢れたのだ。

大規模災害時に、車を道路に置いて避難する場合、どうすべきか定められている。
しかもそのやり方は通常の行動レパートリーにないもの。
なので、それがどれほど周知されているか気になっている。

日本では大規模山火事よりも、地震や津波を想定するといい。

まず道路の走行車線を開けて路肩に寄せる。
道が狭い場合、歩道に乗り上げてもいい。
とにかく緊急車両の通行に邪魔にならないように止める。

そして、次がポイントだが、
ギアはニュートラルにしてサイドブレーキも引かず、車のキーはつけたまま去る
前者は車を手で押して動かすため、後者はもっと効率よく車を移動させるため。
後者に抵抗感を感じるだろう。
なので、車検証は持ち帰る

車を置いて逃げる事態なのだから、いずれこの車は被災して乗れなくなる。
再び戻って乗る可能性は限りなく低い。
だから廃車として邪魔にならない措置をして、逃げてほしいということ。

そもそも車で避難すること自体、かえって非効率で、たとえば渋滞中に津波に呑み込まれてしまう(水平に逃げるより、近くのビルの最上階に上がった方がまし)。


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