下界は30℃の夏日を迎えたようだが、私は愛知県の屋根・茶臼山高原(標高1300m)に赴いた。
芝桜で賑わう愛知県側を避け、長野県側のカエル館に直行。
カエル館では、私はかなり前から”計測マン”として、磁力を始めとして館内外の”パワー”の計測にいそしんできたが、今回は違う。
なんとカエル館が誇るその磁力を消す、”消磁マン”という新たな顔での見参だ!
そう、私は”消磁器”という新たな武器を手にしたのだ(消磁器はAC電源(コンセント)を使うので、ポータブル電源も持参)。
尤も、カエル館にとっての貴重な”磁気スポット”には手を出さない。
その他のどうでもいい場所で磁化したポイントを消磁してみる。
館内のあちこちに締めてある木ネジ(木材に締めてある鉄製のネジ)は、電動ドリルドライバーで締められた時に着磁したようだ。
これらの木ネジの磁気は、計測器(テスラメーター)には反応するが、磁界はごく狭いため、生体には影響しない。
これらの木ネジの磁気は私の消磁器で簡単に陥落した。
消磁の原理は、NまたはSの極性に整列してしまった電子に、強い交流電磁波=磁気(mTレベル)を印加して減衰し、電子の極性の並びをもとに戻すこと(へんな比喩を使うと、ゾンビを元の全うな人間に戻すようなもの)。
ところが、屋外のコンクリート面に顔を出している磁化した鉄筋や、歩道沿いの白い鉄筒(磁化しているのはその蓋部分)になると、磁化した度合いあるいか面積か体積が大き過ぎるためか、幾度やっても消磁ができなかった。
一方、建物の外壁を構成するトタン(亜鉛鉄板)の磁化した(たとえば極性が逆転している)部分は消磁できたので、面積があっても厚さが薄ければOKなようだ。
このように試行錯誤しつつ、今後はあちこちで”消磁”していきたい。