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ライアン・クレスコ グローブ MLB

大リーグのライアン・クレスコのグローブをあしらったコレクティブル。ブローブには厚みがあるのでなかなかコレクティブルにしにくいのだが、見た目がユニフォームなどよりも面白いので、結構人気があり、そこそこ製造されている。アトランタ・ブレーブス時代は打率3割、本塁打30本と主軸打者として名を馳せた彼だが、サンディエゴ・パドレスに移籍後は、チームの主軸には変わりないものの、数字では打率、本塁打ともあまりパッとしない選手になってしまったような気がする。2006年は故障でほとんど試合に出れず、2007年にサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍したが、本塁打9本、打率.250とかつての輝きが全くなくなってしまった。今年はどうなっているのか良く判らないが、活躍しているという話も聞かないので心配である。
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悩む力 姜尚中 

本書は、今の自分の気持ちを代弁してくれていると共感できる部分が非常に多い本である。57歳の著者が、漱石の生涯が50歳、マックスウェーバーが56歳だったとして嘆息するところがあるが、私もこれにはため息がでた。ナポレオンが皇帝になったのが35歳、伊藤博文が首相になったのが44歳と、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅にでたのが45歳、自分の現在の歳を考えるとショックな事実はこれまでにもいろいろ知っていたが、またそうした事例が2つも増えてしまった。共感できる箇所が多いだけに考えさせられる内容の本だ。なお、私が本書を読んでみようと思ったのは「朝まで生テレビ」での非常に独特の静かな著者の語り口が文章になるとどうなるのかということに興味があったという面もあった。こちらの方は、意外に普通というか、文章にするとこんなにも普通になってしまうのかと驚くくらいに普通であった。通常は、話す言葉よりも文章の方が構成や内容を凝ることができるので、表現なども複雑になるはずだ。判りやすいのは良いのだが、少し物足りない。新書という媒体を意識しすぎて、判りやすくということに気を遣いすぎたのではないか、著者の語り口に惹かれるものを感じている者としては、もう少し読むのに苦労しても良かったなどという不思議な感想を持った。(「悩む力」姜尚中、集英社新書)
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