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モントリオール・アリーナ シート NHL

こちらは、モントリオール・カナディアンズの本拠地、モントリオール・アリーナのシートをあしらったコレクティブルである。70年代から80年代後半にかけて、カナディアンズの中心選手として活躍したギイ・ラフレールの写真が使われている。彼は、デトロイトのジョー・ルイス・アリーナのコレクティブルのところでも使われていたが、カナディアンズの往年のスター選手である。これまで、デトロイトのジョー・ルイス・アリーナ(2008年3月12日の記事)、ボストンのボストン・アリーナ(昨日2008年6月10日の記事)と2つのNHLチームの本拠地のコレクティブルを紹介しているが、いずれも選手とアリーナが合致していなかったり、スター選手で無かったりで、コレクティブルとして今ひとつという感じだったが、これは、まさにアリーナと選手がマッチし、そのスター選手が活躍した場所のコレクティブルということで、カナディアンズ・ファンには大変嬉しい1枚ということになる。
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食堂かたつむり 小川糸

失意の主人公が自分のふるさとで、1日1組の客しか入れないレストランを開業、そのレストランで食事をすると願いが叶うという噂が評判を呼び…。ストーリーだけを追うと、なんだかどこかで聞いたような話なのだが、本書の真骨頂は、こうしたストーリーとは別のところにあるような気がする。ひたすら料理に打ち込む主人公の心情が、ふるさとの人とのふれあいで少しずつ変わっていく様が丁寧に描かれている。主人公と母親との永年の行き違いも少しずつ解消されていく。こうした「少しずつ」という感覚が「かたつむり」という題名の真意なのだろう。地の文章で頻繁に現れる料理や食材による比喩的な表現などもわざとらしさや嫌みは感じられない。但し、後半3分の1位は、ストーリーの展開が急で、やや話を詰め込みすぎではないかと感じた。後半のストーリーの不自然さも気にかかった。それから最後の方だが、ペットを飼っているものとして、どうしてもストーリーとして生理的に受け付けない箇所があった。(「食堂かたつむり」小川糸、ポプラ社)
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