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マーロン・ブラント 衣装 波止場
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イノセント・ゲリラの祝祭 海堂尊
待望の田口・白鳥コンビ・シリーズの第4作。前作から1年半しか経っていないのだが、その間に同シリーズ以外の小説が何冊もでているので、気分としては「ようやく出た」という感じである。話の冒頭から、解剖されずに荼毘にふされようとしている「変死体」が登場、本書が著者の別の本「死因不明社会」につながる話であることが察せられる。冒頭数ページ目で早速田口講師が登場、それから懐かしい面々が続々と登場してきてうれしい。登場人物について言えば、白鳥・姫宮よりもさらに過激そうな「ヤマビコ」コンビが登場、そのうちの「桧山シオン」は謎の人物のままで終わり、これからすごい活躍をするのではないかと期待を抱かせる。但し、ストーリーの方は、「エーアイ導入」という主題を直接扱いすぎていて、ミステリーやエンターテイメントの要素がほとんどなくなってしまっているのがなんとも残念だ。(「イノセント・ゲリラの祝祭」海堂尊、宝島社)
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