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レボリューションNO.0 金城一紀

「レボルーションNO.3」を読んだ時の面白さが頭に残っていたので、本屋さんで本書を見つけた時は嬉しかった。作者の作品には、触るのが痛いような鋭さと、ほのぼのとした優しさののようなものが同居している。個人的には「NO.3」のような少しコミカルで優しい方が好きだが、本書は「NO.3」の少し前の出来事という設定だが、鋭さの方が勝っている感じがした。それでも面白かったということは、結局どちらも好きだということなのだろう。「3」が出て「0」が出て、次は「1」なのか「2」なのか、それとも「4」とか「5」になるのか、いずれにしても、そうした題名の本を本屋さんで見つけるのが今から楽しみだ。(「レボリューションNO.0」 金城一紀、角川書店)

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