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武士道セブンティーン 誉田哲也

他にも読みたい作品が沢山あるということを意識するために、前の作品を読んでからすぐに続編を読むということをあまりしないようにしているのだが、本書は、前作が面白かったので、すぐに続きが読みたくなってしまった。前作は、2人の主人公が再会するところで終わっていたが、本書では少し時間が逆戻りしていて、2人が再会するまでの経緯から始まっている。対照的な2人の主人公のそれぞれの思いが交互に語られて進む形式は前作と同じだが、本書ではさらにその対照的な2人のいずれとも違う第3のキャラクターが登場し、ますます面白みを増す。最後のところで主人公の1人が下す決断には思わず心の中で拍手してしまった。(「武士道セブンティーン」 誉田哲也、文春文庫)

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