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万能鑑定士Qの事件簿(1)(2) 松岡圭祐

著者の本を読むのは多分初めて。家族が面白そうに読んでいたので、何気なく読んでみた。著者の本は、本屋さんで目立つ所に平積みになっていることが多いので、人気作家であることは知っていたし、表紙の感じからおそらくライトノベルに属する作家なのだろうと思っていた。読んでみると、確かにキャラクターの際立たせ方などは、ライトノベルに近いといってよいだろうが、どうもそれだけではないような感じもある。そのあたりが中高生やマニアックな層だけでない読者層をつかんで平積みになるほどの人気を博している理由なのだろう。第1巻は、「万能鑑定士Q」が誕生するまでの話と、「20世紀少年」を彷彿させる怪しげな巨大組織のようなものの存在を示唆するところで終わり、第2巻で完結。このシリーズは第10巻くらいまで既刊で、第3感以降は1巻ごとに話が完結しているとのことなので、時々読み進めてみてもいいかなと思う。(「万能鑑定士Qの事件簿(1)(2)」 松岡圭祐、角川文庫)

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