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美雪晴れ 高田都

みをつくしシリーズの9冊目。物語はいよいよ佳境に入ってきている感があるが、巻末には次号が最終巻になるとの予告が書かれている。色々なことがあったなぁという感慨も大きいが、そろそろという気分でもあり、ファンとしては複雑な気分だ。、本シリーズを読むと、江戸時代の料理が作り方のポイントまで微に入り細に入り判る仕組みになっていて、それがこのシリーズの魅力の1つ。実際に作ってみたことはないが、江戸時代という素材が非常に限られた時代の「グルメ」とはどういうとはものだったのかが実感できるのは、シリーズが何巻まで続いても変わらない楽しさだ。ちょうどNHKの朝のドラマで「ごちうそうさん」という番組をやっているが、その主人公と本書のシリーズの主人公とダブるところがあってそれも楽しめた。(「美雪晴れ」 高田都、ハルキ文庫)

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