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とっぴんぱらりの風太郎 万城目学

主人公は、忍者世界からはじき出されてしまったニートの風太郎。なぜか彼は、皆から慕われたり頼られたりで、自分の意に反して大きな事件に巻き込まれていく。本書の魅力は、主人公の造形もさることながら、黒弓、百、蝉、芥下、常世、采女、ひさご様、因心居士・残菊と次々に登場する準主役・脇役の面白さだ。特に誰が抜きん出て面白いというのではなく、本当にそれぞれが面白いので、人によって贔屓にしたくなる登場人物は千差万別だろう。読者としては、誰を贔屓にして読むかによって、色々な楽しみ方ができるような気がする。(「とっぴんぱらりの風太郎」 万城目学、文藝春秋社)

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