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ニッポン超越マニア 北尾トロ

読む前から「鉄道マニア」とか「無線通信マニア」とかのディープな世界の紹介が続くのだろうと、大体の内容は想像がついていたのだが、読んでみてやはり想像を超えるマニアが何人か紹介されていて面白かった。特に、「ゴム銃」の団体を作ってしまった人の話は、多くの熟年世代のこれからの生き方に何らかの示唆をあたえてくれるような気がするし、「野球イラスト作家」とか「外蛇口」という全く新しいジャンルを切り開いてしまった人の話も、何だか自分にも何か出来そうな気がして勇気づけられる。大笑いしたり、考えさせられたり、勇気づけられたり、自分はこれほどではないと安心したり、色々な感情を楽しめた1冊だった。(「ニッポン超越マニア」 北尾トロ、文庫ぎんが堂)

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