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創価学会と平和主義 佐藤優

作者自身はキリスト教徒とのことで、「本書は創価学会のプロパガンダではない」と再三述べているが、全体の8割以上が創価学会を高く評価する内容になっている。平和主義という点に限って言えば、著者の言う通りなのだろうが、学会等の歴史を語る部分は、少し公平な批評家としての視点を逸脱しているようにも思われる。そうはいっても、こうした本がなければ、イメージ先行で毛嫌いしてきた創価学会とか公明党について、ここまで深く知ることはなかったと思うので、その点は大変有難い本だと思う。(「創価学会と平和主義」佐藤優、朝日新聞出版)

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