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最貧困女子 鈴木大介

「貧困女子」や「リヤ充」の影に隠れてますます不可視になってしまっている「最貧困女子」というものの実態を暴く本書。「血縁・地縁・公的支援」の全てが失われ、「精神障害・発達障害・知的障害」の様相を呈するこ彼らの実相を訴えつつ、全篇を通じて自己が壊れてしまっている人への「自己責任」という言葉の虚しさを強く訴える。具体的な事例を克明に記述しながら、大変説得力のある内容。これぞノンフィクションという1冊だ。(「最貧困女子」 鈴木大介、幻冬舎新書)

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