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殺人者はそこにいる 新潮45編集部

真偽のほどは判らないが、何処かの本屋さんで「文庫X」という本が、題名を伏せて販売されてちょっとしたブームになっているらしい。その本の伏せられた本当の題名が「殺人者はそこにいる」というらしいので本書を買ったのだが、実は同じ題名の別の本を間違って買ってしまったらしい。。そうは言っても、読まない訳にはいかないので、読んでみることにした。内容は、過去に起きた様々な凶悪犯罪を、犯人の生い立ちや事件時の心理状態など、新聞などではあまり深掘りしない視点で再構築した事件簿だ。とにかく、小説などよりももっと凄惨でびっくりするような犯人の姿が浮かび上がってきて、たまらなく鬱々とした気分にさせられる一冊だ。(「殺人者はそこにいる」 新潮45編集部、新潮文庫)

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