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SF作家の地球旅行記 柞刈湯葉

著者の本は3冊目。最新作を読んでとても面白かったので既刊本を探しに自宅から一駅歩いたところにある本屋さんに行ったら平積みになっている本書を発見。前に読んだ小説と立て続けに刊行された一冊だった。本書の内容はごく普通の旅エッセイで、特に変わった場所とか珍しい絶景とかではないごく普通の旅行体験を綴ったものだが、それでも文体、表現、理科系らしい視点などがユニークでとても面白かった。おまけのような形で巻末についている月ツアー、南樺太ツアーという2つの架空の旅行記も、最新刊の面白さに通じる新しいSFを感じさせる内容。著者は、元々は理科系の研究者だったが最近専業の小説家に転身したとのことで、これから著者の本がたくさん読めそうなので嬉しくなった。(「SF作家の地球旅行記」 柞刈湯葉、産業編集センター)
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