書評、その他
Future Watch 書評、その他
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空白の殺意 中町信
いかにも怪しそうな容疑者がでてきたり、被害者の妹が姉の無念を晴らすために奔走したりで、事件の流れや真犯人にたどり着く経緯は、TVの2時間ドラマを彷彿とさせる。但し、話に使われている大きな2つのトリックは、いずれもなかなか秀逸で、特にアリバイ崩しの方は、非常に巧妙でなるほどそうかと思わせるできばえの良いトリックが使われている。本書は最初「高校野球殺人事件」という題名で刊行されたものを改題したものだという。最初の題名もセンスがないが、新しい題名もなんだか良く判らない題名でどうにもいただけない。作者の作品は確か3作目だが、題名と内容が結びつかず、印象が残っていないものばかりだ。題名でずいぶん損をしているように思われる。(「空白の殺意」中町信、創元推理文庫)
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モニカ・アダムチャク サイン テニス
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チャーリーとチョコレート工場 匂いカード
このカードは、このシリーズのカードの箱毎に1枚入っており、1箱丸ごと買えば必ず1枚入手できるという代物だ。箱を開けると一番上に乗っかっていることから、こうしたおまけカードは「ボックス・トッパー」と呼ばれている。カードを売っている店は、通常箱を開けて売るので、ボックス・トッパーは一旦店の物となる。それを店によって、個別にいくらかで売ったり、お得意さんや「大人買い」できない子供達にプレゼントしたりするということになる。
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日本のガン医療を問う NHK取材班
世界の先進各国でガン死亡率が低下傾向にあるなか、日本だけ死亡率が上昇しているのだそうだ。日本の医療技術は、世界でもトップ水準にあるのに何故そのようなことになってしまっているのか、本書はその疑問に対する答えを1つ1つ明らかにしていく。そこから見えてくるのは、地方都市における小児医療の崩壊等と全く同じ根を持つ日本の医療行政の問題点だ。アメリカの良いところばかりを見ているようにも思えるが、彼我の差を痛感させられる。しかし、日本でも少しずつ良い方向に向かっているところがあるのには少しホッとする。(「日本のガン医療を問う」NHK特別取材班、新潮文庫)
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なぜ君は絶望と闘えたのか 門田隆将
有名な「光市母子殺害事件」を被害者の夫の視点で追ったドキュメントである。事件の常軌を逸した残虐性、犯人が未成年であったこと、最高裁による差し戻し裁判の指示、死刑廃止論を唱える被告側弁護士団の異様な光景など、世間の注目を浴びる要素がいくつも重なった事件ではあるが、最も心を打ったのは何と言っても、マスコミの前で気丈に自分の意見を語る被害者の夫の毅然とした姿であった。題名の通りなぜこのように強い気持ちを維持してこられたのか、この本を手に取って読む動機は、まさにその1点に絞られる。彼を絶望の淵から救った「上司の一言」もその1つかも知れないが、本書が伝える事実はそれ以上のものだ。彼を本当に支えたものは、「周りの人に支えられて」などというきれい事ではなく「激しい後悔」だ。新潮社が未成年の犯人の名前を実名報道した本当の理由、犯人が最後の法定で見せた狂気の断片等知らなかった事実も多い。それから本書では「死刑の是非」についても深く考えさせられるが、私としては「必要だ」と理由を1つ見つけた気がする。(「なぜ君は絶望と闘えたのか」門田隆将、新潮社)
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ジョン・トラボルタ 衣装 サタデーナイトフィーバー
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アリス 中井拓志
「本の雑誌」の300号記念号に創刊号から300号までの書評(の断片)が掲載されており、そこで紹介されている面白そうな本をいくつか読んでみる。本書もそうして見つけた本だ。言い換えると「今では名作と言われているがこれまでに読み逃した本」というコンセプトになると思う。本書は、角川文庫では「ホラー小説」に分類されているが、内容はSF小説に近い。但し、ホラー小説に分類したくなる気持ちも良く判る。ある研究所で突然50名以上の研究者が極度の精神障害にような症状で死亡するという事件が起きる。そしてその7年後に再び同じような事件が起きる。一部の研究者はその原因を既に突き止めているのだが、あまりにも信じがたい理由であるため、世の中に発表することができない。本書の大半は、その「信じがたい理由」の説明なのだが、丁寧な描写を読んでいるうちに「本当にあるかも」と思わされてしまう。信じられない理由を信じさせるその文章力には脱帽だ。本書の主人公はアリスという少女だが、主人公の言葉は一言も書かれていないし、その胸の内すら全く描写されていない。それは話の設定上当然なのだが、そういう意味で稀有な小説かもしれない。本書のアイデアの根源となっているのはかの「サヴァン能力」だが、究極の「サヴァン能力」は世界に何をもたらすのか、1つのことを突き詰めていくと面白い小説が出来上がるということが良くわかる。最後の終わり方は、続編を期待させる。(「アリス」中井拓志、角川文庫)
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ラリー・ロビンソン サイン NHL
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そんなばかな 竹内久美子
1994年に文庫本になった本なので入手できるか心配だったが、あっさり入手できた。面白い本ということで、14年間コンスタントに売れ続けているのだと思われる。とにかくめちゃくちゃ面白い本だ。「働き蜂はなぜ子供を生まないか」という疑問に対する驚くべき答、しかも非常に明快な答に思わず「おぅ」と声が出てしまった。また「DNAの遺伝子情報の中に全く役に立っていない情報がかなりある」という謎があることは知っていたが、この疑問に対してもこれほど明快な答えがあったとは驚きだ。「利己的遺伝子」という概念を導入すると、生物に対する見方が大きく変わり、様々な生物界の謎が解けていく。ひな鳥の「きつねさん戦略」も、孔雀の「ハンディキャップ理論」も、カタツムリの触角に住み着く吸虫の戦略も、文庫本のおまけの「美人論」も皆面白い。「利己的遺伝子」概念の創始者ドーキンスの本を買って読んでいないのがあるので、そちらも読んでみなければと思う。(「そんなばかな」竹内久美子、文春文庫)
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ラニー・マクドナルド サイン NHL
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ビング・クロスビー 衣装 ホワイトクリスマス
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ロック・ハドソン 衣装 ジャイアンツ
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