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プーホールス&ラミレス ユニフォーム MLB

大リーグのスター選手、カーディナルスのプーホールスと、レッドソックスのラミレスのダブル・ジャージーのコレクティブル。両選手とも紹介するチャンスが無かったので取り上げてみた。プーホールスはイチローと同じ年のデビューで、イチローと一緒に満票で新人王を獲得した。その後も、3割・40本・100打点をコンスタントに出す活躍を続けており、1967年のヤストレムスキー以来40年以上達成されていない三冠王の最も近い選手と言われている。ちなみにデビューから昨年までの7年間の打撃成績を計算してみると、打率.332.本塁打40本、打点123点となっており、本塁打がもう少し出れば、毎年でも三冠王に十分な成績だ。一方のラミレスは、言うまでもなくレッドソックスの主砲として活躍していた選手で、つい3か月前7月末に三角トレードでドジャースに移籍した。本塁打はコンスタントに40本程度打っているし、打率も調子の良いシーズンは.350近い数字を残している。両者のカップリングの理由はよく判らないが、おそらく三冠王に最も近い選手2名ということかもしれない。
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空白の殺意 中町信

いかにも怪しそうな容疑者がでてきたり、被害者の妹が姉の無念を晴らすために奔走したりで、事件の流れや真犯人にたどり着く経緯は、TVの2時間ドラマを彷彿とさせる。但し、話に使われている大きな2つのトリックは、いずれもなかなか秀逸で、特にアリバイ崩しの方は、非常に巧妙でなるほどそうかと思わせるできばえの良いトリックが使われている。本書は最初「高校野球殺人事件」という題名で刊行されたものを改題したものだという。最初の題名もセンスがないが、新しい題名もなんだか良く判らない題名でどうにもいただけない。作者の作品は確か3作目だが、題名と内容が結びつかず、印象が残っていないものばかりだ。題名でずいぶん損をしているように思われる。(「空白の殺意」中町信、創元推理文庫)
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モニカ・アダムチャク サイン テニス

女子プロテニスのモニカ・アダムチャクのサイン。WTF世界ツアーでの優勝経験はまだないほとんど無名の選手だが、ボルグ、コナーズといった選手も一時参加していたITF(国際テニス連盟)のツアーではシングル4勝、ダブルス14勝という実績をあげている選手だ。
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チャーリーとチョコレート工場 匂いカード

少し変わったコレクティブル。映画「チャーリーとチョコレート工場」のカードだが、「スクラッチ&スニフ バブルガム」と書いてあり、右側の赤い丸の部分を指で擦るとチューインガムのにおいがするというものだ。写真は、映画のなかでチューインガムかみ続け時間世界記録を更新中という負けず嫌いの子供バイオレットである。このカードは色々な種類があり、中にはチョコレートのにおいがするものもある。どうしても手に入れたいというものではないし、正直言って子供だましのようなものだが、持っていると少し楽しいコレクティブルであることも確かである。
 このカードは、このシリーズのカードの箱毎に1枚入っており、1箱丸ごと買えば必ず1枚入手できるという代物だ。箱を開けると一番上に乗っかっていることから、こうしたおまけカードは「ボックス・トッパー」と呼ばれている。カードを売っている店は、通常箱を開けて売るので、ボックス・トッパーは一旦店の物となる。それを店によって、個別にいくらかで売ったり、お得意さんや「大人買い」できない子供達にプレゼントしたりするということになる。
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日本のガン医療を問う NHK取材班

世界の先進各国でガン死亡率が低下傾向にあるなか、日本だけ死亡率が上昇しているのだそうだ。日本の医療技術は、世界でもトップ水準にあるのに何故そのようなことになってしまっているのか、本書はその疑問に対する答えを1つ1つ明らかにしていく。そこから見えてくるのは、地方都市における小児医療の崩壊等と全く同じ根を持つ日本の医療行政の問題点だ。アメリカの良いところばかりを見ているようにも思えるが、彼我の差を痛感させられる。しかし、日本でも少しずつ良い方向に向かっているところがあるのには少しホッとする。(「日本のガン医療を問う」NHK特別取材班、新潮文庫)
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なぜ君は絶望と闘えたのか 門田隆将

有名な「光市母子殺害事件」を被害者の夫の視点で追ったドキュメントである。事件の常軌を逸した残虐性、犯人が未成年であったこと、最高裁による差し戻し裁判の指示、死刑廃止論を唱える被告側弁護士団の異様な光景など、世間の注目を浴びる要素がいくつも重なった事件ではあるが、最も心を打ったのは何と言っても、マスコミの前で気丈に自分の意見を語る被害者の夫の毅然とした姿であった。題名の通りなぜこのように強い気持ちを維持してこられたのか、この本を手に取って読む動機は、まさにその1点に絞られる。彼を絶望の淵から救った「上司の一言」もその1つかも知れないが、本書が伝える事実はそれ以上のものだ。彼を本当に支えたものは、「周りの人に支えられて」などというきれい事ではなく「激しい後悔」だ。新潮社が未成年の犯人の名前を実名報道した本当の理由、犯人が最後の法定で見せた狂気の断片等知らなかった事実も多い。それから本書では「死刑の是非」についても深く考えさせられるが、私としては「必要だ」と理由を1つ見つけた気がする。(「なぜ君は絶望と闘えたのか」門田隆将、新潮社)
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ジョン・トラボルタ 衣装 サタデーナイトフィーバー

映画「サタデー・ナイト・フィーバー」「グリース」「ステイン・アライブ」のジョン・トラボルタの衣装をあしらったコレクティブルである。「サタデー…」のトニー役の印象が強くどうしても「ヤンキーなお兄ちゃん」というイメージが強かったのだが、タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」で久しぶりに彼を見たときは、個性的な性格俳優のようになっていて随分驚いた記憶がある。その後も、若いときのイメージを打ち破るような個性的な演技がますます光っている。オスカー主演男優賞には「サタデー…」「パルプ…」で2度ノミネートされているがまだ受賞していない。007のイメージで永らくオスカーと無縁だったショーン・コネリー同様、昔のイメージで損をしているクチだが、良い映画に出続けていれば同じくいつかはオスカーをとるだろう。
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アリス 中井拓志 

「本の雑誌」の300号記念号に創刊号から300号までの書評(の断片)が掲載されており、そこで紹介されている面白そうな本をいくつか読んでみる。本書もそうして見つけた本だ。言い換えると「今では名作と言われているがこれまでに読み逃した本」というコンセプトになると思う。本書は、角川文庫では「ホラー小説」に分類されているが、内容はSF小説に近い。但し、ホラー小説に分類したくなる気持ちも良く判る。ある研究所で突然50名以上の研究者が極度の精神障害にような症状で死亡するという事件が起きる。そしてその7年後に再び同じような事件が起きる。一部の研究者はその原因を既に突き止めているのだが、あまりにも信じがたい理由であるため、世の中に発表することができない。本書の大半は、その「信じがたい理由」の説明なのだが、丁寧な描写を読んでいるうちに「本当にあるかも」と思わされてしまう。信じられない理由を信じさせるその文章力には脱帽だ。本書の主人公はアリスという少女だが、主人公の言葉は一言も書かれていないし、その胸の内すら全く描写されていない。それは話の設定上当然なのだが、そういう意味で稀有な小説かもしれない。本書のアイデアの根源となっているのはかの「サヴァン能力」だが、究極の「サヴァン能力」は世界に何をもたらすのか、1つのことを突き詰めていくと面白い小説が出来上がるということが良くわかる。最後の終わり方は、続編を期待させる。(「アリス」中井拓志、角川文庫)
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ウラジミール・ゲレーロ ユニフォーム MLB

ドミニカ共和国出身の大リーグ屈指の強打者、ウラディミール・ゲレーロのコレクティブル。ゲレーロ選手は1997年のルーキー・イヤー以来11年連続3割、本塁打も史上11人目となる20歳代での300号達成など、コンスタントに活躍を続けている。チームを変わると環境の変化等のせいで成績がガタンと落ちる選手が良くいるが、彼の場合は、移籍後も移籍前以上の成績を記録するなど、安定した成績を残す信頼感のある選手だ。このコレクティブルをみると、使われているゲレーロ選手の写真がどうにも締まらない。こうしたコレクティブルに使用する写真について、メーカー側は、製造する前にサンプルを作って本人の了承を得たり、複数の写真を提示してその中から本人に選んでもらう、という気配りをしているようである。そうだとすると、この写真で本人がOKしたと言うことになるが、本当だろうか。親しみの増す写真ではあるが、どうみても強打者のイメージが悪くなるような気がする。
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ラリー・ロビンソン サイン NHL

NHLのかつての名選手であり名監督でもあるラリー・ロビンソンのサイン。1972年から1992年までの20年間、名門モントリオール・カナディアンズ、ロサンジェルス・キングスの2チームでディフェンスの要として活躍した選手である。彼の最盛期は70年代後半で、1977年と1980年には最優秀ディフェンス選手に贈られるノリス・トロフィーを受賞、1978年にはプレイオフのMVPにあたるコーン・スマイス・トロフィーを受賞している。95年にはホッケーの殿堂入りを果たすと同時にキングスの監督に就任、さらに99年にはニュージャージー・デビルスの監督になり、その年にスタンレーカップ優勝を果たし、選手としても監督としても世界一を達成した。その後一旦デビルスの監督を退いたが、2003年再びアシスタント・コーチとしてデビルスに復帰し、デビルスの2度目のスタンレー・カップ優勝に貢献した。
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トッド・ヘルトン バット MLB

コロラド・ロッキースのスーパー・スター、トッド・ヘルトン1塁手の公式戦実使用バットをあしらったコレクティブル。バットの木片の表面にチームのロゴ「CR」の文字が焼き付けられている。首位打者、打点王、ゴールドクラブ賞、オールスター出場5回など、既にいくつもの勲章を持っており、殿堂入りも確実だろう。そうしたなかで、何と言ってもすごいのは、本塁打を300本以上打っているスラッガーでありながら、デビュー翌年から10年連続して3割台をキープするなど、打率面でも非常にステディな成績を残していることである。実際のプレーをみると、静かな闘志、立ち上るオーラのようなものが感じられる。
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そんなばかな 竹内久美子

1994年に文庫本になった本なので入手できるか心配だったが、あっさり入手できた。面白い本ということで、14年間コンスタントに売れ続けているのだと思われる。とにかくめちゃくちゃ面白い本だ。「働き蜂はなぜ子供を生まないか」という疑問に対する驚くべき答、しかも非常に明快な答に思わず「おぅ」と声が出てしまった。また「DNAの遺伝子情報の中に全く役に立っていない情報がかなりある」という謎があることは知っていたが、この疑問に対してもこれほど明快な答えがあったとは驚きだ。「利己的遺伝子」という概念を導入すると、生物に対する見方が大きく変わり、様々な生物界の謎が解けていく。ひな鳥の「きつねさん戦略」も、孔雀の「ハンディキャップ理論」も、カタツムリの触角に住み着く吸虫の戦略も、文庫本のおまけの「美人論」も皆面白い。「利己的遺伝子」概念の創始者ドーキンスの本を買って読んでいないのがあるので、そちらも読んでみなければと思う。(「そんなばかな」竹内久美子、文春文庫)
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ラニー・マクドナルド サイン NHL

NHLのかつてのスタープレーヤー、ラニ-・マクドナルドのサイン。ボリュームのある口髭がトレードマーク。現役生活の後半に所属したカルガリーフレームの赤いユニホームを着ている写真が多いが、ホッケーのヘルメットの代わりに赤い三角帽子をかぶせたら、まるでサンタクロースのような雰囲気である。これで「氷上の格闘技」と言われるホッケーで、相手を威嚇できるのかと思うほど愛嬌のある選手だ。しかし実績の方は、通算ゴール500ちょうどで、通算ポイント1000を越える偉大な名選手なのである。サインは、大変交換の持てる良いサインである。
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ビング・クロスビー 衣装 ホワイトクリスマス

アメリカで戦前戦後を通じて国民的な人気歌手だったビング・クロスビーの衣装をあしらったコレクティブルである。「サイレント・ナイト」「ホワイトクリスマス」など多くのスタンダード・ナンバーを残した歌手であると同時に、映画「我が道を往く」でアカデミー主演男優賞を獲得するなど俳優としても大いに活躍した。名前だけは良く知っており、当時はプレスリーやビートルズに匹敵する人気だったと言われているが、実際のところ、我々の世代にはあまりピンと来ないのではないかと思う。
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ロック・ハドソン 衣装 ジャイアンツ

俳優ロック・ハドソンのコレクティブル。有名なわりには出演作品は少なく、私が見たことのあるのは「ジャイアンツ」「武器よさらば」くらいである。彼は1985年に59歳で死去、死因はAIDSだった。85年に同性愛者であったこととAIDSであることをカミングアウトしてその後急逝、日本でも大きく取り上げられたのを覚えている。こういう言い方は良くないかもしれないが、「理由なき反抗」のナタリー・ウッド、「ジャイアンツ」のロック・ハドソンなど、ジェームス・ディーンとの共演者には何故が悲惨な最期を遂げた俳優が多いような気がする。
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