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パット・ラフォンテーヌ サイン NHL

元NHLプレーヤーで既に殿堂入りをしているパット・ラフォンテーヌのサイン。弱小チーム・NYアイランダースで1人気を吐いていたという印象のある選手だ。生涯通算ゴールは500に少し足りない468だが、1992-93シーズンにはキャリア最高の148ポイントをゲットしている。年代によって年間試合数が異なるので大昔の選手とは比較が難しいが、(グレツキーの200ポイントは例外中の例外として)この148ポイントというのは、数年に1回あるかないかというすごい数字だ。
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演じられた白い夜 近藤史恵

雪に閉ざされた人里離れた山荘、様々な思惑がからむ演劇、曰くありげな男女等、技巧に走って行き詰まった一時期の「本格ミステリー」と呼ばれた作品群を思い出す設定の本作だが、私の興味は、「これだけ陳腐な設定のミステリーでまだ面白い作品に出会えるかどうか」の1点。昨年「サクリファイス」で注目された作者の人気を利用して過去の作品を引っ張り出してきただけなのか、それとも作者の作品の質の高さを認識できるのか、そこが興味の中心だった。結果は、どちらかというと後者に近いが、認識できたのは「質の高さ」というよりは「作者の作風」のみだ。本書をミステリーとして論じて良いのかどうか話kらないが、ミステリーとしては、非常に面白いアイデアが1つ使われているのだが、それが全く生かされていないのが残念だ。陳腐な設定は、そのアイデアを成立させるために必要な設定なので、必然性は感じられるが、やはりあまりにも陳腐すぎるというマイナスを乗り越えるものではなかった。(「演じられた」白い夜」近藤史恵、実業之日本社)
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フランク・ロビンソン サイン&ブローブ MLB  

1966年の大リーグの三冠王、フランク・ロビンソンのサインとグローブの一部をあしらったコレクティブルである。彼の三冠王の時の打率は.316で、12人(14回)の三冠王のなかで最低である。そのせいか、あまり彼の三冠王は評価されていないように思えるし、こうした豪華なコレクティブルも今一つ人気が無いのは寂しいことである。
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ピーター・セラーズ 衣装 ピンク・パンサー

映画「ピンク・パンサー」シリーズでクルーゾー警部役を演じたピーター・セラーズのコレクティブル。私は「ピンク・パンサー」シリーズを見たことがないが、他の映画を見に行った時に、しつこくピンクパンサーの予告編をやっていたのを記憶している。見たことがなくても知っているほどだからすごい人気シリーズだったのだろう。彼の場合はもう1つ忘れがたい作品があり、それがスタンレー・キューブリック監督の「博士の異常な愛情」だ。こちらはTVで2度ほど見た。キューブリックらしい文明批判の要素を強く含んだ不思議な作品で、彼の演技もまた印象的だった。
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ジョン・ルクレア サイン NHL

NHLの元フィラデルフィア・フライヤーズのLW、ジョン・ルクレアのサイン。1994年にモントリオールからフィラデルフィアに移籍、2004年まで同チームの中心選手として活躍した。その後ピッツバーグ・ペンギンスに移ったが、現在はFAとしてNHLの試合には出場しておらず、事実上の引退という形になっている。90年代後半の彼の活躍はめざましいものがあり、特にエリック・リンドロスとのラインは、当時のNHL最強と謳われたのを記憶している。95~98年には3シーズン連続50得点以上という記録を残している。フィラデルフィア・フライヤーズは1975年のスタンレーカップ制覇以降、30年以上優勝から遠ざかっているが、彼とリンドロスのラインが全盛だった時期に優勝できなかったのは、地元ファンとしては痛恨の思いだろう。
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ジェイソン・ゴア サイン&RC GOLF

アメリカ出身のPGAのプロゴルファー、ジェイソン・ゴアのサイン。PGAツアー優勝は2005年の1回だけだが、なかなか印象深い選手である。特徴は何と言っても110Kgの巨漢。大一番に弱いのだろうかメジャー大会ではUSオープン49位が最高である。
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聖域 篠田節子

出版社で編集の仕事をしている主人公が転勤になり、急に辞めてしまった前任者の荷物から未完の小説の原稿を発見する。それを読んだ主人公が、その小説をどうしても世に出したいと思い、その著者を捜す。その経緯が書かれたサスペンスなのだが、本書の本質的なところは全く別のところにあるようだ。本書のストーリーが成立するためには、主人公が、「どうしてもその小説を完成させたい」という気持ちになることが必須だ。そこのところで作者が苦労しているのが良く判る。本書ではその小説を紹介するところの引用がかなり長い。しかもその引用部分が、そのまま引用されているのか、本書の記述者が要約したものなのかが途中で判らなくなる。また、引用していることを示す「」や『』などが全くないので、読んでいるうちに本書の地の文なのか引用なのかも判然としなくなっている。こうしたところも「主人公が小説を完成させたいと思う」ということを読者に納得してもらうための苦肉の策だろう。本書ではそれが結構成功しているような感じがする。(「聖域」篠田節子、集英社文庫)
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ジョシュ・ハンコック サイン MLB

元大リーグの投手ジョシュ・ハンコックのサインである。彼は2007年のシーズン中に交通事故で、29歳の若さで不慮の死を遂げた悲劇の選手である。短い大リーグ生活だが、ボストン・レッドソックス、フィラデルフィア・フィリーズ、シンシナティ・レッズと渡り歩き、2007年にはセントルイス・カーディナルスでプレーをしていた。カーディナルスの選手のユニフォームには、事故の後から2007年シーズン終了まで、ハンコックを悼むワッペンがつけられていた。このサインはまさに事故の直前に書かれたもので、見ていると人間の運命とは本当に分からないものだという気がしてくる。
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オードリー・ヘップバーン 衣装 ローマの休日、マイフェアレディ

オードリー・ヘップバーンの衣装をあしらったコレクティブル。いろいろな映画スターのコレクティブルを収集しているが、このヘップバーンのコレクティブルは、ジェームス・ディーンと並んで比較的入手が困難な部類に入る。流通している数が少ない訳ではなく、要するにそれだけ人気があるということだ。マリリン・モンロー(2007年12月7日紹介)やエルビス・プレスリー(2007年12月6日紹介)の方が人気の点では上かも知れないが、両者のコレクティブルはここ数年いろいろ製造されていて種類が多く、どれでもいいから1枚欲しいということであれば手に入れるのは比較的易しい。なお、このシリーズのものは、白いすっきりしたデザインが秀逸なのだが、肝心の映画スターの写真が小さいのが欠点だ。
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ナタリー・ウッド 衣装 ウエスト・サイド物語

ここ1年の間に色々な映画俳優のコレクティブルが入ったカードが3シリーズほど製作された。いままで紹介してきたサインやコレクティブルも大半がそうだが、これまで映画俳優のコレクティブルやサインの確実に本物と言えるものを入手するには、大手ディストリビューターが製作したカードサイズ(全世界でほぼサイズが統一されている)のものを入手するか、鑑定会社の鑑定書付きのものを買うか、このいずれかが簡便な方法である(オークション会社のオークションに参加して入札するという方法もあるが一般人には難しいと思う)。私の場合はカードサイズのものに統一して集めているのだが、その場合、どうしてもネックになるのは、集める種類に限界があること、映画俳優の場合最近の大ヒット作でなければカード自体が製作されないので集める種類が限られてしまう、ということだ。ここ1年の動きとして、冒頭で書いたように、そうした個別の映画にスポットをあてたものではなく、「映画俳優」に焦点をあてたシリーズが登場してきた。これで集められる俳優、種類が飛躍的に増加したのである。そうしたものがいくつか入手できたので、少しずつ紹介していきたい。
 前置きが長くなったが、まずは女優ナタリー・ウッドのコレクティブル。代表作は、ジェームス・ディーンと共演した「理由なき反抗」、NYを舞台にしたミュージカルの名作「ウエスト・サイド物語」の2つ。1981年に43歳の若さで死亡しており、出演した作品数は意外と少ない。「映画撮影中のボート事故で死亡」とのニュースに大変驚いた記憶がある。
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ゲーリー・チーバース サイン NHL

NHLで60年代から70年代に活躍した名ゴールキーパー、ゲーリー・チーバースのサインである。現役期間中はNHLだけではなく、WHAなどいろいろなリーグを渡り歩いた彼だが、NHLではボストン・ブルーインズでのプレイが長かった。NHLだけの成績をみると、通算230勝とそれほど大騒ぎするような成績ではないが、それは他のリーグでのプレイが多かったからである。ちなみにNHLでの1試合平均失点2.89点となっており、並みの選手ではなかったことがうかがわれる。但し何と言っても彼が有名なのは、彼のトレードマークである「stitched goalie mask」と呼ばれる異形のマスクのせいである。写真でははっきり判らないが、白地の全面に、フランケンシュタインのような傷を縫った痕を思わせる模様を施したもので、こけおどしのようではあるが、とにかく異彩を放っている。
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ビューティフル・ネーム 鷺沢萌

彼女の作品は「ウェルカム・ホーム」に次いで2冊目だが、今回もその文章に天才的なものを強く感じた。「名前」にまつわる短編が4編収められている本書だが、そのうち3編は「ビューティフル・ネーム」という名前で刊行されるはずだった連作集に収録される予定だった短編で、そのなかの1つは彼女の死後彼女のパソコンから見つかった未完成の作品とのことだ。題名も正式なものではなくパソコン内のフォルダ名とのことである。そして4つの短編のうち最後の1編は、同じパソコンから見つかった未完成の作品で文字通りの遺作である。今の時代、パソコンの中身まで本になって刊行されるとは、そういう時代といってしまえばそれまでだが、本人も想定外なのではないかと思う。本書中の完成作品2編に共通して言えることは、かなり重たくなりうるテーマを明るく語り、最後に希望を持って終わっていること。「ウェルカム・ホーム」を読んだときにも感じたことだが、こうした小説の明るさと彼女の自殺というのがどうしても結びつかない。外に対する明るさや気配りで、内側に重たいものをため込んでしまったのだろうか。それとも、そもそも作家の死と書かれた小説を過度に結びつけること自体が間違っているのだろうか。 それから、未完成の作品を読んでみた感想だが、完成作と比べてかなり読みにくいことが判った。当たり前かも知れないが、やはり未完成品は説明が多い割には内容が曖昧な部分があるが、完成作は少ない言葉にもかかわらず内容がしっかり伝わってくるように思われる。(「ビューティフル・ネーム」鷺沢萌、新潮文庫)
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